【3月の食材】つくし(土筆)の採り方と食べ方ガイド
春の訪れを感じさせる山菜「つくし」。誰でも手軽に採れる上、調理次第でおいしく楽しむことができます。
本記事では、つくしの採り方から下処理、そしておすすめの食べ方や注意点までを詳しくご紹介します。
これを読めば、つくしの魅力を存分に味わえること間違いなしです!
つくしの採り方:見つけ方のコツとおすすめの場所
1. 採れる時期は春
つくしは 3月から4月 にかけて、桜が咲き始める頃に出てきます。
暖かい日が続くと顔を出しやすくなるので、天気が良い日の午前中に探しに行くのがおすすめです。
2. 採れる場所のポイント
以下のような場所でつくしを見つけることができます:
- 河川敷や土手:日当たりが良い斜面や土手に群生していることが多いです。
- 畑や原っぱ:半日陰の草むらや農地周辺でも見つけられます。
- 公園や空き地:人が少なく、自然が残る場所が狙い目です。
注意点:
- 除草剤の影響:道路沿いや整備された公園では、除草剤が散布されている可能性があります。
- 動物の糞尿:散歩コースや動物が多い場所は避けましょう。
つくしの選び方:美味しいつくしを見分ける
美味しく食べられるつくしを選ぶためには、以下のポイントを押さえましょう。
- 穂が開いていないもの
- 穂先が閉じた状態で、緑色の胞子がまだ飛んでいないものを選びます。
- 開いたものも調理できますが、風味や食感が落ちるため注意が必要です。
- 茎が太くみずみずしいもの
- 茎が太くてしっかりしているものほど、食べ応えがあります。
- 茎が乾燥していたり黒ずんでいるものは避けましょう。
- はかまが少ないもの
- はかまと呼ばれる茶色い節部分が少ないものを選ぶと、下処理が楽になります。
つくしの下処理:美味しさを引き出す準備
採取したつくしはそのままでは食べられません。以下の手順で下処理を行いましょう。
1. はかまを取る
つくしの節についている茶色い部分(はかま)を指先で取り除きます。
指に汚れが付くので、軍手やキッチンペーパーを使うと便利です。
2. 水洗い
流水でしっかりと土や汚れを落とします。
細かいゴミが残りやすいので丁寧に洗いましょう。
3. 下茹で
- 沸騰したお湯 に塩を少々加えて1〜2分茹でます。
- 茹ですぎると柔らかくなりすぎるので注意が必要です。
4. 水にさらす
茹でたつくしを冷水にさらします。この工程でアクが抜け、苦味が和らぎます。
つくしの食べ方:簡単で美味しいレシピ
1. つくしの卵とじ
材料:
- 下処理したつくし:100g
- 卵:2個
- 出汁:200ml
- 醤油・みりん:各大さじ1
作り方:
- 鍋に出汁、醤油、みりんを入れて煮立たせる。
- 下処理したつくしを加え、中火で3分ほど煮る。
- 溶き卵を回し入れ、火を止めて蓋をして蒸らす。
- 温かいご飯の上にかけていただきます。
2. つくしの佃煮
材料:
- 下処理したつくし:100g
- 醤油:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 酒:大さじ1
作り方:
- 鍋に調味料を入れ、軽く沸騰させる。
- つくしを加えて汁気がなくなるまで中火で煮詰める。
- 冷めると味が染み込み、保存食としても活用できます。
3. つくしの天ぷら
材料:
- 下処理したつくし:適量
- 天ぷら粉:適量
- 揚げ油:適量
作り方:
- 下処理したつくしに天ぷら粉を薄くつける。
- 170℃の油でサクッと揚げる。
- 塩を軽く振って熱いうちに召し上がれ!
つくしを楽しむための注意点
食べ過ぎに注意
つくしには チアミナーゼ や アルカロイド といった成分が含まれています。含有量は微量なので普通の量を食べる分には問題なし。
過剰摂取すると体に影響を及ぼす可能性があるため、一度に大量に食べないようにしましょう。
採取マナーを守る
- 必要な分だけ採取し、自然を守る意識を持ちましょう。
- 他人の土地に無断で立ち入らないようにしてください。
まとめ:春の味覚を楽しもう
つくしは、自然の恵みを感じられる貴重な山菜です。
正しい採り方と調理法を知ることで、春の味覚をより楽しむことができます。
ぜひ、この記事を参考に春のおいしい体験をしてみてください!
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