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【6月の行事】風物詩「芒種」を知る!由来と行事4選

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6月になると、季節は本格的な夏の入り口に差しかかります。

その6月初旬に訪れる二十四節気のひとつが「芒種(ぼうしゅ)」です。

「芒種」と聞いて、あまりピンとこない方も多いかもしれませんが、古くから農業や暮らしに関わる大切な節目のひとつです。

この記事では、芒種の意味や由来をわかりやすく解説しながら、関連する風習や行事を4つご紹介します。

ぜひ最後までご覧いただき、6月の季節感を楽しんでください。

6月の行事芒種の意味とは

芒種とは、毎年6月5日ごろから始まる二十四節気のひとつです。

「芒(のぎ)」とは、稲や麦などの穂先にある針のような部分を指し、「種」はその種まきや田植えの時期を表しています。

昔の人々は、この時期を目安に農作業のスケジュールを決めていました。芒種は「田植えの季節の始まり」として、日本の農業においてとても重要な役割を果たしていたのです。

■ 芒種の特徴

  • 二十四節気の第9番目
  • 6月5日ごろから始まり、夏至の前日まで
  • 農作業の繁忙期の合図

また、芒種を過ぎると本格的な梅雨の季節が始まるため、昔から「雨が多くなる前に田植えを終わらせよう」と準備が進められてきました。


6月の行事芒種の由来と歴史

芒種の歴史は中国から伝わったものです。中国では古くから農業の目安として二十四節気が用いられ、その一部として芒種も重視されてきました。

これが奈良時代に日本へ伝わり、稲作文化が発展していく中で、日本独自の季節行事として定着していきました。

■ 日本での芒種の役割

  • 田植えや麦の収穫の目安
  • 農家の年間スケジュールの基準
  • 季節の移り変わりを知る合図

芒種は単なるカレンダーの節目ではなく、暮らしに密接に関わる大切な時期だったのです。


6月の行事芒種の風習4選

芒種の時期に行われる、代表的な風習を4つご紹介します。現代でも地域によって受け継がれているものもありますので、身近なものがあればぜひ参加してみてください。

■ ① 田植え
芒種といえば、やはり田植えの時期です。梅雨入り前の6月初旬から中旬にかけて行うことが多く、家族総出で苗を植える姿は、初夏の風物詩ともいえる光景です。

■ ② 茅の輪くぐり
無病息災を願う神事で、神社に大きな茅(ちがや)の輪が設置され、これをくぐることで厄除けを行います。芒種の時期から6月末にかけて行われることが多いです。

■ ③ 梅仕事
梅の収穫が始まるのも芒種の頃です。梅酒や梅干し作りを始める家庭も多く、保存食作りのシーズン到来となります。

■ ④ 衣替え
6月1日は衣替えの日。夏服に切り替えることで、気持ちを新たに季節を迎える習慣があります。芒種の頃は、衣類だけでなく布団やカーテンなども夏仕様に変えると快適です。


6月の行事芒種に食べたい旬の食材

芒種の頃に旬を迎える食材を使った料理を楽しむのも、この時期の魅力です。身体を元気に保つために、季節の恵みを取り入れてみましょう。

■ 旬の食材例

  • 梅:梅干し、梅酒、梅ジュース
  • 鮎:塩焼きや甘露煮
  • 枝豆:塩ゆでで手軽に
  • とうもろこし:蒸してシンプルに

これらは疲れやすい梅雨時期の体に優しく、栄養もしっかり取れるのでおすすめです。


6月の行事芒種の楽しみ方

芒種は農作業だけでなく、暮らしのリズムを整えるいい機会です。無理なく楽しみながら、季節の移ろいを感じてみてはいかがでしょうか。

■ 芒種を楽しむコツ

  • 旬の食材を味わう
  • 梅雨前に部屋の掃除をする
  • 神社の茅の輪くぐりに参加する
  • 夏の準備を整える

これらを通じて、心も体もスッキリとした気持ちで夏を迎えられるはずです。


【まとめ】芒種で季節の移り変わりを楽しもう

芒種は6月の大切な節目であり、古くから農作業や暮らしの基準として親しまれてきました。

今では農業をしない人でも、旬の食材や伝統行事を通じて季節を感じられる素敵なタイミングです。

ぜひ今年の芒種は、古くから伝わる風習や行事を体験し、初夏の訪れを楽しんでみてください。

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