【7月の食材】旬食材きゅうり|歴史・広まり・産地・簡単レシピを徹底解説!
夏本番を迎える7月、冷たくてみずみずしい食材が恋しくなりますね。
そんなときにぴったりなのが、今回ご紹介する「きゅうり」です。
シャキシャキとした食感とさっぱりとした味わいが魅力のきゅうりですが、実は世界中を旅して、日本に根付いた歴史を持っていることをご存じでしょうか?
この記事では、きゅうりの基本情報から歴史、日本での普及、生産地、簡単レシピ、保存方法まで、わかりやすく丁寧にまとめました!
きゅうりの基本情報?
きゅうりってどんな野菜?意外な特徴も紹介!
きゅうりはウリ科に属する一年生植物で、世界中で親しまれている夏野菜のひとつです。
7月は特に旬を迎える時期で、スーパーや直売所では新鮮なきゅうりがたくさん並びます。
きゅうりの最大の特徴は、全体の約95%が水分という点です。
これは野菜の中でもトップクラス。
暑い季節にきゅうりを食べると、体の内側から熱を冷ますことができ、熱中症予防にも一役買ってくれるんです。
さらに、きゅうりは低カロリー。
100gあたりたった14kcalしかなく、ダイエット中の人にもおすすめの食材です。
■きゅうりに含まれる栄養素
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カリウム:体の中の余分な塩分を排出
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ビタミンC:お肌をきれいに保つサポート
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食物繊維:お腹の調子を整える効果
このように、きゅうりは「ただ水っぽいだけ」ではなく、
体にうれしい栄養素もきちんと含んでいる万能食材なんです!
きゅうりの歴史と由来を紹介
きゅうりの旅は、インドから始まった!
きゅうりのふるさとは、インド北部からヒマラヤ山脈のふもとと言われています。
なんと、紀元前3000年頃にはすでに栽培されていたとされ、世界最古の野菜のひとつと考えられています。
インドから出発したきゅうりは、やがてシルクロードを通じて西へ東へ広まりました。
中東、ヨーロッパ、中国などで受け入れられ、それぞれの地域で独自に発展していきました。
日本にきゅうりが伝わったのは、奈良時代(8世紀ごろ)だといわれています。
当時は「黄瓜(きうり)」と呼ばれ、貴族や僧侶たちが夏場の滋養強壮のために食べたとされています。
今のように庶民が気軽に食べる野菜ではなく、とても貴重な食材だったのです。
また、古代中国では「不老長寿の薬」として重宝されていた記録もあり、
きゅうりが古くから人々の健康と深い関わりを持っていたことがわかります。
きゅうりが日本に広まった理由
きゅうりは日本の風土にぴったりだった!
きゅうりが庶民の間に広がり始めたのは、江戸時代です。
その理由は、日本の気候がきゅうりの栽培に非常に適していたからです。
日本の夏は高温多湿。
きゅうりは暑さと適度な湿気を好むため、自然にぐんぐん育ちました。
さらに、短期間で収穫できるため、農家にとっても大変育てやすい作物だったのです。
■江戸時代にきゅうりが普及した背景
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「胡瓜売り」が町を歩いて販売
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冷たい井戸水で冷やして売る「冷やし胡瓜」が人気
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手軽で安価なため、庶民の食卓に浸透
この頃から、きゅうりは「夏の食卓には欠かせないもの」として、
日本人の生活に深く根付くようになりました。
きゅうりの主な生産地ベスト3
きゅうり王国はここだ!注目の産地を紹介
日本全国で栽培されているきゅうりですが、特に有名な生産地が3つあります。
■第1位:宮崎県
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年間を通して温暖な気候
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ハウス栽培が盛んで安定供給が可能
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「こだわりきゅうり」ブランドが有名
■第2位:群馬県
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関東圏に近いため新鮮なまま出荷できる
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冬場も栽培できる高度な農業技術
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「ぐんま産きゅうり」としてブランド化
■第3位:福島県
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冷涼な気候で甘みとみずみずしさが際立つ
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「ふくしまプライド」プロジェクトで高品質アピール
新鮮でおいしいきゅうりを選びたいときは、ぜひこれらの産地をチェックしてみてくださいね!
きゅうりを使った簡単レシピ集
料理初心者でも3分でできる!きゅうりレシピ
暑い季節は、火を使わずさっと作れる料理がありがたいですよね。
ここでは、きゅうりを使った超簡単レシピを紹介します!
■1.きゅうりの浅漬け
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きゅうりを薄切りにして塩でもみます
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10分置いたら、水気を絞って酢と砂糖を加えて完成!
■2.きゅうりとツナのサラダ
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きゅうりを千切りにし、ツナとマヨネーズを混ぜるだけ
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お好みでコショウやレモン汁を加えるとさらに美味!
■3.きゅうりの梅肉和え
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きゅうりを乱切りにして、梅肉ペーストと和える
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さっぱり感がたまらない、夏向きおかず!
たった3分でできるレシピばかりなので、
ぜひ今日の夕飯にプラスしてみてくださいね!
きゅうりをおいしく保存する方法
長く新鮮さを保つ秘訣とは?
きゅうりは水分たっぷりな分、保存方法を間違えるとすぐに傷んでしまいます。
正しい保存方法を知っておきましょう!
■きゅうり保存の基本
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新聞紙またはキッチンペーパーで包む
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ビニール袋に入れて野菜室に立てて保存する
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水分の蒸発を防ぎ、乾燥から守る
■保存期間の目安
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冷蔵庫で約1週間
(できるだけ5日以内に使い切るのが理想)
■注意するポイント
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冷えすぎると低温障害を起こしてしまう
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水滴がついたままだと腐りやすくなるので拭き取る
ほんの少しの工夫で、きゅうりのシャキシャキ感をずっと楽しめます!
【まとめ】
きゅうりは、暑い7月にぴったりのさわやかな旬食材です。
古代インドから始まり、長い旅路を経て日本に根付き、今では私たちの日常に欠かせない存在となりました。
旬の時期に産地直送の新鮮なきゅうりを選び、簡単なレシピで美味しく食べ上手に保存してこの夏をきゅうりと一緒に元気に乗り切りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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