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【7月の食材】7月が旬!鰯の歴史と広がり|栄養価と健康効果を徹底解説

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こんにちは!今回は、夏の代表的な旬魚「鰯(いわし)」について、歴史、広がり、栄養価、健康効果、さらにおすすめレシピまでしっかり紹介していきます。

7月は鰯が最もおいしくなる時期。昔から日本人に愛されてきた理由を知ると、食卓に並べるのがもっと楽しくなりますよ。

この記事を読めば、鰯をさらに身近に感じること間違いなしです!

7月 鰯の歴史と日本での広まり

鰯は日本の食文化に深く根付いた魚で、奈良時代からすでに食べられていた記録が残っています。

当時は主に干物として利用され、保存食として重宝されていました。特に江戸時代に入ると、庶民の間で「安くて栄養豊富な魚」として人気が高まりました。鰯節(かつお節のように乾燥させたもの)やぬか漬けなど、鰯を使った加工品もたくさん登場し、日本中で食べられるようになりました。

面白いのは、江戸時代の文献には「鰯は足が早い魚(傷みが早い魚)」と記されており、新鮮さが重視されていたことがわかります。

当時の人々は、朝に水揚げされた鰯を昼過ぎまでに売り切ることを徹底していたとか。それだけ鮮度が命だったのです。

鰯は、栄養面だけでなく、江戸庶民の生活の知恵や技術の発展にも貢献してきた魚なんですね。


鰯が全国に広まった理由

鰯が全国的に普及した理由は、なんといっても保存と流通の工夫です。

鰯は生のままだとすぐに傷んでしまいますが、干物、酢漬け、缶詰などに加工することで保存性がアップし、内陸部や遠方の地域でも食べられるようになりました。特に明治から昭和にかけては、缶詰産業の発展により、全国どこでも鰯が身近な食材になりました。

また、戦後の食糧難の時代には、安価で栄養価が高い鰯が救世主的存在として、学校給食などで積極的に取り入れられました。

こうして、どこに住んでいても鰯を食べられる環境が整っていったのです。

最近では冷凍技術の進化により、新鮮な状態での長期保存も可能になり、季節を問わず楽しめるようになっています。


7月の鰯が旬になる理由とは?

鰯は回遊魚で、季節ごとに栄養状態が変わります。特に7月は、産卵前後の時期で脂がしっかりのり、旨味がギュッと詰まった絶品の時期です。

関東地方では「梅雨鰯」とも呼ばれ、夏の訪れを感じさせる風物詩にもなっています。

この時期の鰯は、脂肪含有量が増えるため、焼いても煮ても濃厚な味わいが楽しめます。

特に塩焼きや蒲焼きは、脂の甘みと香ばしさが相性抜群で、旬ならではの楽しみ方です。


各地での水揚げと旬の見分け方

鰯は日本全国で漁獲されますが、特に有名な水揚げ地は千葉県の銚子港、静岡県の焼津港、高知県の久礼などです。

これらの漁港では、鮮度抜群の鰯が毎日のように水揚げされ、地域の食文化を支えています。

新鮮な鰯を見分けるポイントは、とてもシンプル。まず、目が澄んでいて濁っていないこと。

次に、鱗がキラキラと輝いていることが大事です。体を触ったときにしっかり張りがあるものも新鮮な証拠ですよ。

購入後はできるだけ早く調理するのがベストですが、持ち帰りの際は氷水を使うと鮮度が長持ちします。


7月の鰯の栄養価とその魅力

鰯は、見た目の小ささに反してとても栄養豊富な魚です。まず特筆すべきは、青魚特有のDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)。

これらは、血液をサラサラにし、動脈硬化の予防に役立つと言われています。また、カルシウムとビタミンDもたっぷり含まれているので、骨を丈夫にするのにも最適です。

さらに良質なタンパク質も豊富なので、育ち盛りの子どもや、筋肉の維持が必要な高齢者にもおすすめの食材です。骨ごと食べることができる点も、鰯ならではの魅力と言えるでしょう。


子どもから高齢者まで嬉しい健康効果

鰯を食べることで得られる健康効果はたくさんあります。血液がサラサラになることで、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病のリスクが下がるのはもちろん、脳の働きを活発にして記憶力アップにもつながると期待されています。

また、骨粗しょう症の予防にもぴったり。特に年齢を重ねると骨が弱くなりがちですが、鰯ならカルシウムとビタミンDが同時に摂れるので、吸収率もアップします。

しかも調理が簡単で、家族みんなで楽しめるのが魅力です。


7月の鰯をおいしく食べるコツ

せっかくの旬の鰯、できればおいしく食べたいですよね。家庭で簡単に作れるレシピをいくつかご紹介します。

・鰯の梅煮:骨まで柔らかくなり、さっぱりと食べられる
・鰯の蒲焼き:甘辛のタレが食欲をそそる
・鰯のつみれ汁:旨味たっぷりの出汁が絶品

これらは、初心者でも挑戦しやすいメニューです。

また、調理の前に鰯をしっかり洗い、塩をふって少し置くと臭みが取れやすくなります。


鰯をもっと楽しむ保存方法

新鮮な鰯はすぐに食べるのが一番ですが、保存する場合は少し工夫が必要です。

冷凍する場合は、内臓を取り、三枚おろしにしてから冷凍用袋に入れるのがコツ。1ヶ月ほど美味しさが保たれます。

また、酢でしめて冷蔵保存する方法もおすすめです。

酢締めにすると日持ちがよくなり、酢の物や寿司のネタとして活用できますよ。


7月の鰯の名産地とおすすめスポット

鰯を堪能したいなら、やっぱり漁港や市場がイチオシです。特に人気なのは次のスポットです。

・銚子漁港(千葉県):新鮮な鰯寿司や干物が味わえる
・焼津さかなセンター(静岡県):全国からの観光客で賑わう海鮮市場
・久礼大正町市場(高知県):地元ならではの鰯料理が楽しめる

こうしたスポットでは、地元の人が誇る新鮮な鰯をその場で味わえるので、旅行先のプランにぜひ組み込んでみてください。


まとめ|7月の鰯は今が食べどき!

今回は、7月に旬を迎える鰯の魅力をたっぷりお届けしました。鰯は古くから日本人に親しまれてきた魚で、健康にもとても良い食材です。

歴史や名産地、そしてレシピまで知ることで、食卓がさらに豊かになるはず。ぜひ今年の夏は、鰯をもっと楽しんでくださいね!