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【8月の行事】8月に楽しむ日本の伝統行事「盆踊り」全国の人気大会5選

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夏の夜を彩る盆踊り、その魅力とは?

8月、日本全国の町や村がにぎわう時期に行われるのが「盆踊り」です。

地域によっては毎年恒例のビッグイベントとなり、地元の人々はもちろん、観光客も多数訪れます。浴衣姿の人々が提灯の灯りのもと、太鼓のリズムにあわせて踊る様子は、日本の夏を象徴する風景といっても過言ではありません。

盆踊りは、ただの夏祭りではなく、もともとはご先祖様の霊を迎え、感謝と供養の気持ちを表す行事として始まりました。そのため、地域によっては仏壇に手を合わせたあと、家族そろって盆踊り会場に向かう家庭も少なくありません。年齢や国籍を問わず誰でも気軽に参加できるのも、盆踊りが長く愛されてきた理由のひとつです。

この記事では、盆踊りの由来や歴史にふれながら、8月に全国各地で開催される人気の盆踊り大会5つをご紹介します。

旅行やお出かけの計画の参考にしていただければ幸いです。

盆踊りとは何か?意味や由来を知ろう

「盆踊り」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、やぐらの周りを輪になって踊る光景かもしれません。

実はこの踊り、1000年以上前の平安時代から始まったと言われています。起源は仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」にあり、亡くなった人々の魂を供養するために踊られたのが始まりです。

当時の踊りは「念仏踊り」と呼ばれ、宗教行事としての色が濃いものでした。しかし、時代が進むにつれて庶民文化と結びつき、江戸時代には各地で娯楽としての盆踊りが広まりました。地元の民謡に合わせて地域独自の踊りを作ったり、太鼓や笛を加えたりと、形式もさまざまに変化しながら今に伝えられています。

現代では、宗教的な意味合いを超えて、地域住民の交流の場として親しまれています。また、近年は国際的な文化行事としても注目され、外国人観光客にも人気が高まっています。


全国で人気の盆踊り大会5選

ここからは、毎年多くの来場者を集める、全国の有名な盆踊り大会を5つご紹介します。

それぞれの祭りには独自の踊り方や衣装、歴史があり、見応えも参加しがいもたっぷりです。

徳島県「阿波おどり」

日本三大盆踊りの一つとして有名な阿波おどりは、400年以上の歴史を誇ります。

踊り手のグループは「連(れん)」と呼ばれ、独自の衣装と踊りで観客を魅了します。

リズミカルな「ヤットサー、ヤットヤット」の掛け声とともに、躍動感あふれる動きが特徴です。期間中は市内が歩行者天国となり、昼夜問わず踊りが繰り広げられます。

  • 開催地:徳島県徳島市

  • 開催時期:8月12日~15日

 

岐阜県「郡上おどり」

郡上おどりは、7月中旬から9月上旬まで約30夜にわたって続く長期間の盆踊りです。

特に8月13日から16日に行われる「徹夜おどり」は有名で、文字どおり夜通し踊り続ける伝統が続いています。踊りの種類が多く、初心者向けの曲もあるので、初めてでも楽しめます。

  • 開催地:岐阜県郡上市八幡町

  • 開催時期:7月中旬~9月上旬(8月13日~16日は徹夜)

 

東京都「中野駅前盆踊り大会」

都内で気軽に楽しめる盆踊りとして人気なのが中野駅前で行われる大会です。

駅からのアクセスも抜群で、地元の子どもからお年寄りまで幅広い世代が参加しています。浴衣コンテストや縁日屋台もあり、夏祭り気分を満喫できます。

  • 開催地:東京都中野区中野駅北口

  • 開催時期:8月上旬

 

北海道「さっぽろ夏まつり 盆踊り」

北海道の夏を楽しめるイベント「さっぽろ夏まつり」では、札幌市中心部の大通公園で盆踊りが行われます。

大規模なやぐらが組まれ、市民も観光客も一緒に踊れるアットホームな雰囲気が魅力です。

  • 開催地:北海道札幌市 大通公園

  • 開催時期:8月中旬

 

福岡県「博多祇園山笠(追い山ならし)」

厳密には盆踊りとは異なりますが、福岡の夏の風物詩としてぜひ紹介したいのが博多祇園山笠。

山車(やま)を担ぎ、男たちが町を駆け巡る勇壮な姿は圧巻です。地域の絆と歴史が色濃く残る行事です。

  • 開催地:福岡県福岡市博多区

  • 開催時期:7月15日(追い山)

 


盆踊りを楽しむためのポイントとマナー

盆踊りは誰でも参加できるイベントですが、地域の伝統を大切にする意味でも、最低限のマナーは守りたいものです。

また、暑さ対策や持ち物など、事前に知っておくと快適に過ごせます。

盆踊りの楽しみ方

  • 浴衣で参加すると気分が上がる
     夏らしい装いで会場の雰囲気にもなじみやすく、写真映えもします。

  • 踊りは見よう見まねでOK
     初心者でも、周りを見ながら動けば自然に覚えられます。

  • 参加型イベントが多い
     大会によっては踊りの指導や体験コーナーが用意されていることもあります。

守っておきたいマナー

  • 大声や奇声を避け、輪の流れを乱さない

  • 写真撮影は周囲の人への配慮を忘れずに

  • ゴミは持ち帰るか、指定の場所に捨てる

こうした基本を守ることで、誰もが気持ちよく盆踊りを楽しむことができます。


盆踊り参加時に注意すべきこと

屋外で行われる盆踊りは、時に数万人が集まる大規模なイベントです。そのため、安全や健康に配慮した準備が大切です。

  • 熱中症対策は最優先
     水分補給、帽子の着用、冷却グッズを持参しましょう。

  • 小さな子どもと行く場合
     迷子防止のため、目立つ服装をさせたり、連絡先を記載した名札をつけたりすると安心です。

  • 会場へのアクセスも確認を
     交通規制や混雑情報を事前にチェックし、早めの行動を心がけましょう。

  • 帰宅時の混雑も想定
     花火大会などと同様に、帰りの駅やバス停は混雑します。時間をずらすか、余裕を持って動くのがコツです。


おわりに|日本の夏、盆踊りで心をひとつに

盆踊りは、先祖を敬う気持ちを大切にしながら、地域の人々が心を通わせる夏の風物詩です。

各地の盆踊りには、その土地ならではの魅力と歴史が詰まっています。浴衣をまとい、踊りの輪に入れば、そこにいるだけで日本の夏を全身で感じることができるでしょう。

今年の夏は、あなたもぜひお気に入りの盆踊り大会を見つけて、心に残るひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。