TOKIO解散でも揺るがない“福島愛” 城島茂さん・松岡昌宏さん「ふくしまプライド。」CM続投決定の舞台裏を徹底解説
1. 電撃解散の翌朝、いち早く届いた“続投”報道
6月25日に公表されたTOKIOの解散は、ファンのみならず広告業界を震撼させました。ところが一夜明けた26日早朝、スポーツ紙は 「城島茂と松岡昌宏、福島県PR『ふくしまプライド。』CMに継続出演へ」 と報道。
県庁担当者も「最終調整中だが前向き」とコメントし、瞬く間にSNSトレンド1位へ躍り出ました。
テンポ良く押さえたいポイント
CM契約は2025年4月に更新済みで、来年3月末まで有効。
国分太一さんの無期限活動休止→グループ解散という急転直下でも、契約を破棄せず 2人バージョンで撮り直し という柔軟策が採られた。
2. なぜ福島は“2人体制”にこだわったのか
福島県庁は震災翌年の2012年からTOKIOを起用し、県産農林水産物の安全性とおいしさを訴えるテレビCMを毎年更新してきました。
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2017年には県庁内に“TOKIO課”を設置して専任職員を配置。
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知事は2018年会見で「TOKIOは心のふるさと」と感謝を表明。
この13年超の連携は単なる広告契約を超えた「復興パートナーシップ」。だからこそ解散の報を受けても、県は “関係を継続” の選択肢を最優先したわけです。
3. CM再構築までのタイムライン
日付 | 出来事 | 説明 |
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6/20 | 国分太一さんのコンプライアンス違反が発覚、無期限活動休止 | 各社CMを順次差替え。 |
6/25 | TOKIO解散を公式発表 | 県は“契約維持”を即日検討へ。 |
6/25 夜 | 松岡さんが県庁担当部署に謝罪と経緯説明の電話 | 熱意に県側が応じる形で話し合い開始。 |
6/26 | 県・広告代理店・STARTO Entertainmentが三者協議 | 2人で撮り直し→夏公開 で大筋合意。 |
4. 新CMはどう変わる?
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国分さん出演シーンを全面カットし、料理シーン・試食シーンを城島さんと松岡さんが分担。
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「産地のきもち」シリーズを継続し、夏野菜・桃・日本酒の3篇を再撮影。
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放映は2025年8月上旬を予定し、完成した順に首都圏・福島県内・全国ネットでオンエア。
制作費は当初見積もりの1.2倍ですが、県は「風評払拭の広告効果はプライスレス」と説明しています。
5. ファン・県民・マーケター――三者三様のリアクション
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ファン層:「DASH魂が続くのはうれしい」「福島との絆が泣ける」
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県民の声:「城島リーダーの『ただいま!』に救われた」「松岡さんの電話は本当に誠意」
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広告業界:「解散直後の続投決定は異例。地域ブランドとタレントの“共犯関係”が成功例として注目される」
トレンド解析サービスTrendPulse速報値では、6月26~27日の関連投稿約12万件のうち ポジティブ71% が「応援」「感謝」ワードを含む好意的内容。
6. 継続出演がもたらす“福島ブランディング”への効用
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一貫したストーリー
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2012年桃篇→2025年夏野菜篇まで14年連続で同じタレントを起用。ブランド資産が蓄積。
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信頼の可視化
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解散という逆境でも契約を続けることで、県とタレント双方の「外せない関係性」を示し、風評払拭に説得力。
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メディア露出効果
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広告改編ニュース自体がPRとなり、6/26のテレビ・ネット計露出量は通常CM換算で推定2.3億円(大手PR会社試算)。
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7. 今後の課題と展望
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契約満了後(2026年3月以降)をどうするか――2人+県オリジナルの新キャンペーンへ移行する案も浮上。
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株式会社TOKIOの解散手続きで協業スキームが変わる可能性。県は「窓口はTOKIO課のまま」としつつ、包括協定の再締結を検討中。
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被災地支援のロールモデル化――長期的視点でタレントを活用する手法が、他自治体の“ポスト震災マーケティング”にも波及すると見込まれています。
8. まとめ
城島茂さんと松岡昌宏さんは、グループ解散という大きな節目にあっても 「福島との約束は切らさない」 と行動で示しました。
福島県側も即座に継続の意向を発表し、タレントと自治体が築いた長年の信頼関係を“守り抜く”姿勢を強調しています。
解散は終わりではなく、新しい形で絆を深めるスタートライン。
夏にお披露目される新CMが、震災から14年目の福島にどんな勇気と笑顔を届けるのか――注目していきたいところです。
参照・引用リスト
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スポニチアネックス「城島茂と松岡昌宏 2人で『ふくしまプライド。』のCM継続へ」2025-06-27
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トピクル「TOKIO出演の福島県農水産物PR『ふくしまプライド。』CM、城島・松岡で継続へ」2025-06-27
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福島県「TOKIO課」公式ページ(最終更新2022-10-28)
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福島県知事記者会見(2018-05-07)発言録
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ORICON NEWS「2012年からTOKIOを起用」(2022-07-16)
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日刊スポーツ「TOKIO解散にCM起用企業も衝撃」2025-06-26
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日刊スポーツ「国分太一がコンプラ違反、無期限活動休止」2025-06-22
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