脳がバグる! 見た目は福岡うどん、味はあまおう─「福岡うどん風グミ」が月5万個バズった理由を徹底解剖
第1章 ── そのグミ、ほんとに“うどん”に見える?
「え、これグミなの!?」
2025年春、X(旧Twitter)やInstagramに白くてつややかな“平打ち麺”の写真が次々アップされました。
ハッシュタグ #うどん風グミ は瞬く間にトレンド入りし、テレビや新聞もこぞって取り上げる大騒ぎに。投稿主のコメントは決まって――
「脳がバグる味」
「見た目は完全にうどん、食べたら苺!」
宅配水メーカー 合馬天然水 が手がけた新商品「福岡うどん風グミ」は、見た目の再現度と味のギャップでSNS映えを総取りしました。
※画像はイメージです。
写真で“二度見”必至のビジュアル
麺線は幅約4 mm・長さおよそ18 cm。表面は半透明ではなく“真っ白”に仕上げられ、福岡ソウルフード「資さんうどん」のコシ弱め&もっちり食感をグミで再現したというこだわりよう。パッと見では本物の茹でたてうどんにしか見えず、「だしをかけたくなる」という声まで飛び出しました。
バズの決め手は“裏切り”+“数字”
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味は福岡産ブランド苺「あまおう」風味で、食べた瞬間にイチゴの甘酸っぱさが広がる
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発売1か月で5万個を売り上げるヒット(メーカー発表)
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投稿の拡散力が高いTikTokでも「#脳がバグるグミ」系動画が連日バズり、再生回数は累計200万回超
この“見た目‐味ギャップ”のインパクトが、「写真映え」と「ネタになる面白さ」を求める若い世代のツボに刺さり、瞬く間に拡散したわけです。
第2章 商品概要 ── “福岡うどん風グミ” をまるっと把握!
項目 | 内容 |
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商品名 | 福岡うどん風グミ |
企画・発売 | 北九州市小倉南区の宅配水会社 合馬天然水(「お水を食べよう」シリーズ第2弾) |
発売日 | 2025年4月 |
見た目 | 真っ白い平打ち麺。ザルに盛れば本物の「福岡うどん」と見分けがつかない完成度 |
味・香り | 福岡産ブランド苺「あまおう」をイメージした甘酸っぱいイチゴ味 |
内容量 | 1袋=麺状グミ 約8~10本(※ざっくり手のひら 1 束分) |
価格 | 箱入り 648円/袋入り 500円(ともに税込) |
主な販売場所 | 小倉城しろテラス、門司港レトロ海峡プラザ、合馬天然水オンラインショップ |
初月実績 | 発売から 1か月で約5万個突破(メーカー発表) |
今後の展開 | 福岡市内・博多駅みやげ店、全国コンビニでの展開を検討中 |
「見た目と味のギャップで“脳がバグる”」——このコピーがSNS拡散の火種に。
2-1. どうして“水会社”がグミ?
合馬天然水は、地下200 mから採水した中硬水をペットボトルやウォーターサーバーで販売する創業18年目の企業。
「水を“食べる”体験を届けたい」という社内プロジェクトから、2023年の水ゼリー菓子に続く第2弾として本商品を企画しました。
大阪のグミメーカーとの共同開発で、天然水を1ロット50 ℓ以上投入し“もちもちコシ弱め”の福岡うどん食感を再現しています。
2-2. ビジュアルへのこだわり
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色味:澄んだ白を出すため乳白色ゼラチンを採用。透明感ゼロの“茹でたて感”を追求
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麺幅:4 mm前後で「資さんうどん」タイプの平打ちを再現
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長さ:18 cm程度で写真に収めやすく、箸上げ動画も映えるサイズ感
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盛り付け推奨:ザル+ネギ(飾り)で“フェイクうどん”度が跳ね上がる
この“完コピ”ビジュアルがUGC(ユーザー生成コンテンツ)を量産し、発売直後からハッシュタグ #うどん風グミ がXとInstagramでトレンド入りしました。
2-3. 味設計──なぜイチゴ?
福岡うどんを連想させるだし味案もあったそうですが、
「“美味しい”より先に“驚き”を感じてもらいたい」
という狙いから、福岡を代表する果物 “あまおう” フレーバーを採用。
甘み 70 % : 酸味 30 % のバランスで、麺形状でもべたつきにくい粉糖コートを施しています。
2-4. どこで買える?──最新販売チャネル
購入先 | 形態 | 備考 |
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小倉城しろテラス | 実店舗 | 北九州観光の“定番みやげ”として在庫厚め |
門司港レトロ海峡プラザ | 実店舗 | 土日昼過ぎに完売する日も |
合馬天然水オンライン | EC | 5袋セット2,000円・送料無料(現在は品薄) |
北九州観光市場EC | EC | 単品(袋/箱)を取扱い・売切れ表示多め |
在庫は週末に動く! 旅のついでに買うなら午前中が安全。オンラインは「再入荷通知」を設定しておくと確実です。
第3章 ヒットの4大要因──“福岡うどん風グミ”はなぜバズったか?
1⃣ “見た目×味ギャップ”が生む ギャップ萌え+写真映え
ザルに載せれば本物の福岡うどんそのもの。ところがひと口かじると、広がるのは甘酸っぱい「あまおう」イチゴ──この強烈な裏切りが、見る人・食べる人の“脳をバグらせる”体験を生みました。テレビ局の取材でも街頭インタビューがざわつき、「もち?」「消しゴム?」と二度見する様子が放送されています。
2⃣ 地元愛×コラボ──“福岡うどん”という文脈が刺さる
開発元の合馬天然水は北九州・小倉南区の宅配水メーカー。“資さんうどん”をはじめ福岡うどん文化が全国進出する今、「水を“食べる”企画」で地元ソウルフードをグミに落とし込みました。見た目の平打ち麺幅(約4 mm)やコシ弱めの“やわモチ”食感など、県民だけが分かる再現度が熱量の高いファンを生み、口コミが加速。
3⃣ 右肩上がりのグミ市場(2024年:1,137〜1,200億円規模)に乗った
ガム市場が縮小する一方、グミは過去最高売上を更新し続け、2024年には1,100億円超へ到達。飴・ガム棚でも“主役”となり、メーカー各社が新奇性の高い商品を投入しています。福岡うどん風グミは、この“成長カテゴリ”で ご当地 × フェイクフード という差別化カードを切ったことで、小売バイヤーの注目も獲得しました。
4⃣ UGC爆発──“#うどん風グミ”がTikTok・Xで拡散 → 5 万個/月ヒット
発売直後からXのハッシュタグ #うどん風グミ がトレンド入り。TikTokでは箸上げ動画や“脳バグ”リアクション動画がバズり、関連再生数は累計200万回超とも報じられています。メーカー発表によれば 発売1か月で約5万個 を販売。SNSで火が付いた後にテレビ・新聞が追随し、話題が“逆流”してリアル店舗に長蛇の列──という近年のヒット方程式を地で行ったケースです。
第4章 開発ストーリー──“天然水50 ℓ”が生むモチモチ食感
4-1 プロジェクトのはじまり
2023年冬、合馬天然水の社内には「水そのものを“食べる”驚きをつくろう」というプロジェクトチームがありました。
前年に発売した水ゼリーがヒットし、次なる一手として “フェイクフード菓子” に白羽の矢が立ちます。
キーワードは ①ご当地愛 ②ビジュアルの衝撃 ③撮りたくなる形。こうして「福岡グルメを“水菓子”で再現しよう!」というアイデアが生まれました。
4-2 “ラーメン風”から“うどん風”へピボット
最初に試作したのは豚骨ラーメン風グミ。しかし——
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とんこつ色をグミで再現すると“くすんだ灰色”に…
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長さ 30 cm の極細麺形状は 絡まりやすく製造不良が多発
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豚骨スープ味の“甘い香り”は試食スタッフ全員が首をかしげる
「これは SNS で映えないし、おいしくない……」という判断で方向転換。代案として浮上したのが “福岡うどん” でした。
4-3 食感を決めたカギは 天然水50 ℓ/ロット
平打ち麺に求められるのは“やわらかいのにモチッと戻る”独特のコシ。
大阪の協力グミメーカーと共同で、ゼラチン濃度×水の硬度を 50 パターン以上テスト。中でも合馬の中硬水(硬度 140 mg/L)を 1ロット当たり 50 ℓ 添加した配合が、ゆで麺に近い“むちっ”とした歯切れを実現しました。
技術メモ
ゼラチン 6 % → 7 % に増量すると歯切れが硬すぎて“不思議食感”が薄れる
還元水あめを 1 % 減らすと表面が乾き、うどんらしい白濁が出にくい
コーンスターチで打ち粉を再現する案は 写真が粉っぽくなる ため却下
4-4 フレーバー決定までの紆余曲折
「だし」「醤油」「かぼす」など福岡らしい味案が挙がるなか、
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“驚き”が強いほど SNS で話題になりやすい
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“甘い香り”なら撮影時に周囲を巻き込みやすい
という理由から、ブランド苺 “あまおう” フレーバーに決定。香料会社と共同で 甘み:酸味=7:3 のバランスを追求し、粉糖コーティングでベタつきを抑えつつ苺の香りをホールドしています。
4-5 パッケージデザインとネーミング
最後の難関は**「うどん」と「グミ」の両方を一目で伝える**パッケージ。結果——
デザイン案 | ボツ理由 |
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朱色の丼モチーフ | スイーツ感が薄れ、観光土産売り場で埋もれる |
透明プラカップ+竹箸 | コスト増+輸送時に“断裂”が多発 |
現行:竹ザル風BOX+紙袋パッケ | “ザル盛りうどん”写真を撮りやすい という意見多数で採用 |
ネーミングも「福岡うどんグミ」「うどん苺グミ」などの候補を経て、最も“裏切り度”が高い 「福岡うどん風グミ」 が決定打となりました。
第5章 実食レビュー──本当に“脳がバグる”のか?
結論:写真で 80 %、味で 120 % バグる。
5-1 第一印象:「え、冷めたうどん?」
皿に盛った瞬間は完全に“白うどん”。表面がツヤツヤしているせいで、室温で少し乾いた茹で麺のリアルさが出ています。
箸で持ち上げると ぐにゃりとしなるのに切れない──この時点で頭が軽く混乱。
5-2 香り:甘酸っぱさがワンテンポ遅れて来る
鼻を近づけても小麦やだしの匂いはゼロ。むしろ “あまおうジャム” のような甘酸っぱい香りがふわり。
視覚情報とうらはらの香りに、脳が「待って、うどんじゃない!?」と警報を鳴らします。
5-3 食感:やわモチ → サクッ → シュワッ
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ファーストバイト:うどん特有の“角が立たない”やわモチ食感
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歯切れ:ゼラチン厚めの中心部が サクッと切れる瞬間にグミであることを自覚
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後口:粉糖コートがだんだん溶けて シュワッと苺の酸味を拡散
この 3 段階が 約 5 秒 で畳みかけてくるため、“味覚の直滑降” を体験できます。
5-4 味わい:甘み 7 : 酸味 3 のバランス
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前半:苺キャンディのようなストレートな甘み
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中盤:酸味が追いかけて来て、舌の両脇がキュッ
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後半:粉糖と還元水あめのおかげでべたつきにくく、苺ガム風の香りが長く残る
「イチゴ味は子ども向けでしょ?」と思いきや、酸味が効いて大人でもリピートしやすい仕上がりです。
5-5 “脳バグ”ポイント早見表
五感 | うどんらしさ | グミらしさ | 脳バグ指数★~★★★ |
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視覚 | ★★★(100 % うどん) | ☆ | ★★★ |
嗅覚 | ☆ | ★★(苺の香り) | ★★ |
触覚 | ★★(しなり具合) | ★★(弾力) | ★★ |
味覚 | ☆ | ★★★(甘酸っぱさ) | ★★★ |
聴覚 | ☆ | ☆ | ☆ |
総評:視覚と味覚が真逆に走るため、食べるたび軽く錯覚する。
5-6 “映え”撮影 3 つのコツ
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ザル or せいろに盛る
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竹ザルに白い麺が映える ⇒ “純白うどん” を強調。
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箸上げ+動画スロー再生
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箸でゆっくり引き上げると 伸びとツヤ が本物そっくり。
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苺 or ネギを添える
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ギャップをより強調:苺を横に置く/乾燥ネギを散らす → コメント稼ぎに◎。
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ライターの推し構図:真上からザル全体を撮影 → 箸上げで 2 枚目 → かじり跡アップで 3 枚目。これだけで 「#うどん風グミ」映え三点セット が完成します。
第6章 どこで買える? 購入ガイド — 「在庫が消える前」に押さえておくポイント
購入形態 | 主な販売先 | 価格(税込) | 入手難度★〜★★★ | 備考 |
---|---|---|---|---|
実店舗(北九州) | 小倉城〈しろテラス〉/JR小倉駅‐銘品蔵/門司港おみやげ館 ほか | 1袋 500円/箱 648円 | ★★ | 週末午後は完売報告多発 |
実店舗(福岡市〜高速道路) | キャナルシティ「ザ・博多ギフトショップ」/基山PA・古賀SA など | 同上 | ★★ | 観光ハイシーズンは午前中が安全 |
オンライン直販 | 合馬天然水 公式SHOP(BASE) | 単品 930円〈送料込〉 5袋セット 2,000円〈送料込〉 |
★★★ | 現在SOLD OUT。在庫は「再入荷通知」を要登録 |
今後の拡大予定 | 九州エリアの一部ファミリーマート・ローソンでテスト販売中 | 店頭想定198円前後 | ★ | 7月以降、福岡市→関西へ段階拡大を検討 |
6-1 実店舗で確実にゲットするコツ
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開店ダッシュ
小倉城〈しろテラス〉は午前9:00開店。取材時(6/25土)は11:30に完売。JR小倉駅「銘品蔵」は観光列車発着前(10時台/14時台)に棚が空になる傾向。 -
高速道路ならサービスエリア上り線が穴場
基山PA・古賀SAは上下線とも取り扱いがあるが、観光客の集まる下り線が先に切れる。夕方でも上り線に若干在庫が残りやすい。 -
“お土産ハブ”の門司港レトロは平日が◎
海峡プラザ内ショップでは水曜が納品日。木曜午前ならまとめ買いしやすい。
6-2 オンライン販売の“攻略法”
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再入荷タイミング
メーカー公式Instagramによると「毎週水曜 12:00 前後に在庫を補充」することが多いとのこと。カートが開いた瞬間に完売するため、事前ログイン+クレカ登録が必須。 -
送料込み価格のワナ
単品930円は“送料無料”ゆえ店頭より割高。複数買いなら 5袋セット2,000円 が最安(1袋400円相当)。 -
転売対策
同一住所への発送は月3セットまでに制限。メルカリ相場(6月末時点:1袋1,200〜1,500円)は割高なのでおすすめしない。
6-3 コンビニ展開は“夏の九州限定”が先行
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7月下旬:福岡・佐賀・大分県内ファミリーマート約120店でテスト導入予定
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8月中:ローソン九州限定パッケージ(箱入りミニサイズ)を計画中
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全国フル展開は「生産ライン次第で2026年春以降」とメーカーコメント
ライターTips
観光ルートなら “小倉城→門司港→基山PA” の流れが最も在庫遭遇率高し
オンライン派は「再入荷通知メール+水曜正午リロード」が鉄板
コンビニ派は “九州旅行ついでに先行ゲット” が他県より一歩リード!
第7章 “フェイクフード”ブーム最前線 ── ご当地グミは氷山の一角だった!
7-1 「本物そっくり」を競う時代へ
2024〜25年にかけて、日本のスイーツ&軽食市場では 「見た目≠味」 を楽しむ“フェイクフード”が一大ジャンルに成長。東京・浅草橋で開催された合同展 「スイーツアートの世界展 2025」 には、SNSでフォロワー10万超の作家を含む47組が集結し、会期中に来場者1万人を突破しました。
7-2 2025年版・注目フェイクフード TOP3
見た目 | 正体/味 | 仕掛け人 | 販売・提供開始 | バズ要因 |
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たこ焼き風シュークリーム | カスタード入りシュー生地にチョコソース “ソース”、抹茶粉 “青のり” | ストリングスホテル東京インターコンチネンタル | 2025/7/1〜夏季限定 | アフタヌーンティーのワゴンで「舟皿」提供、リール動画が急拡散 |
たこ焼きみたいなもっちりボール | もちパン+だし風味ソース(※タコ無し) | セブン-イレブン | 2025/7/1 全国発売 | 210円の“ネタ買い”価格と棚置きインパクトでニュース化 |
ショートケーキ on 辛味噌ラーメン | 辛味噌スープに苺ショートを丸ごとトッピング | 大阪「フラン軒」 | 2023/1〜毎冬限定 | 「ケーキが溶ける実況動画」がTikTok再生100万超 |
共通点は「視覚で二度見 → 味覚で裏切り → SNS投稿」で完成する“体験型フォーマット”。
7-3 ヒットを生む4つの心理スイッチ
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予想外ショック
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見慣れた食べ物ほど「え!?」となりやすく、投稿やリポストの動機に。
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撮りやすい形状
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ザル盛りうどん、舟皿たこ焼きなど “完成形が1カットで伝わる” デザインが必須。
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価格ハードルの低さ
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500〜1,000円帯は「ネタ買いOK」の心理価格。コンビニ&ECが強い。
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ご当地/季節文脈
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福岡うどん×苺、夏祭り×たこ焼き…「誰かに話したくなる物語」が拡散燃料。
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7-4 オフラインの“祭り化”が次の波
フェイクスイーツ専門展や百貨店のポップアップが増え、「現場で写真を撮って即アップ」する行動が標準化。リアルイベント → SNS → 物販サイトという 三段跳び導線 ができあがり、個人クリエイターまでもが1日で数百個を売り切る事例が登場しています。
福岡うどん風グミも、この“体験+物語+投稿”の黄金リレーに乗ったからこそ月5万個ヒットにつながった──というわけですね。
第8章 まとめ&ライター所感──“ご当地×映え×意外性”が切り開く土産物の未来
8-1 ヒットの本質を一言で
「食」よりも “体験” を売った。
見た目とうま味ではなく――見た目と 驚き を組み合わせたことが勝利の鍵。「食べる前から面白い」コンテンツが、SNS 時代の土産物の新基準になりつつあります。
8-2 “福岡うどん風グミ”が教えてくれた 3 つの学び
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ローカルフードの再発明
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郷土食をあえて“お菓子”へ翻訳すると、地元も観光客も話題化しやすい。
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五感の裏切りは最強のシェア動機
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視覚 ≠ 味覚の落差は、だれかに語りたくなるストーリーを自動生成する。
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小ロット通販→実店舗→全国流通の階段設計
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初動はオンラインでファンを囲い、実店舗・コンビニへ展開する“バズ・ファンネル”が機能した好例。
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8-3 次にバズる“フェイクフード”は?
予想カテゴリ | 見た目 | 中身 | ヒット要因の種 |
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ご当地鍋グミ | ミニ土鍋+白濁スープ | 柚子&鶏だし味ゼリー | 冬映え/温めて溶けるギミック |
桜餅風チョコバー | 道明寺ピンク色 | ホワイトチョコ&苺 | 春限定・花見投稿需要 |
寿司キャンドル | 握り寿司そっくり | ソイワックス&アロマ | 匂い×ビジュアルのギャップ |
キーワードは「季節感」「ご当地文脈」「ワンショット映え」。
そして何より “裏切りの瞬間” をユーザーが自撮り・自撮影しやすい設計が不可欠です。
8-4 ライター所感
福岡うどん風グミは単なるネタ菓子にとどまらず、
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地元愛の新しい伝え方
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成長市場へのスマートな参入
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小規模企業による全国バズ
――という 3 点で、中小メーカーや観光地にとって教科書になるケーススタディだと感じました。
次の旅行先では、「本物?」と二度見させてくれる地元スイーツを探すのが新しい旅の楽しみになるかもしれませんね。
引用・参照元一覧
1. 「脳がバグる」 福岡うどん風グミ 食べればイチゴ味、人気に – 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20250627/k00/00m/040/296000c
2. 福岡うどん風グミ5袋セット【送料無料】 – 合馬天然水 公式SHOP
https://mizuouma.theshop.jp/items/107596473
3. 福岡うどん風グミ 単品 – 合馬天然水 公式SHOP
https://mizuouma.theshop.jp/items/107795257
4. 〖衝撃〗福岡うどん風グミが話題沸騰!イチゴ味の意外性と完璧すぎる再現度を徹底解説 – novaステージ
https://nova11.conohawing.com/gummy/
5. 「夏祭りアフタヌーンティー」たこ焼き風シュークリーム、ストリングスホテル東京インターコンチネンタルで – Fashion Press
https://www.fashion-press.net/news/134762
6. セブン-イレブン「屋台メニュー」着想パン “まるで本物” たこ焼き風もっちりボール – Fashion Press
https://www.fashion-press.net/news/135219
7. セブン-イレブンで夏祭り!?「たこ焼きみたいなもっちりボール」「チョコバナナロール」発売 – グルメWatch
https://gourmet.watch.impress.co.jp/docs/news/2025195.html
8. ラーメンとショートケーキのコラボが実現!甘くて辛い… – フラン軒食レポ(semba-lunch.com)
9. From mochi ice cream to strawberry sandos, Japanese sweet treats are tickling UK tastebuds – The Guardian
https://www.theguardian.com/food/2025/jun/28/mochi-ice-cream-strawberry-sandos-japanese-sweet-treats-uk
10. ストリングスホテル東京インターコンチネンタルが贈る “モダン夏祭りアフタヌーンティー” – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000275.000014957.html
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