【災害】鹿児島・悪石島で震度5弱の地震!6月21日以降の地震回数683回を重ね島民の間で不安広がる
■とりコレ3行
- 鹿児島県・悪石島で震度5弱の地震が発生。
- 6月21日からの地震回数は683回にのぼる。
- 津波の心配はないものの、住民の間では不安が広がっている。
■ 10日間で683回の地震 7月1日朝には震度5弱を観測
※イメージ画像です。
鹿児島県南方に位置する悪石島(あくせきじま)で、7月1日午前、震度5弱の強い揺れが観測されました。
この島は、鹿児島県十島村に属する小さな離島で、普段は静かで穏やかな自然に包まれた場所です。
しかし、ここ数日はその静けさとは裏腹に、連日のように地震が発生しており、住民の間に緊張が走っています。
気象庁の発表によれば、6月21日以降、この地域では有感・無感を含めた地震が683回発生しており、今回の震度5弱の揺れはその中でも特に大きなもの。短期間でこれほどの回数の地震が集中するのは異例であり、専門家も注視しています。
■ 「また大きいのが来るのでは…」 不安抱える住民たち
悪石島の住民からは、
「最近は毎日のように揺れている」
「地鳴りのような音とともに揺れを感じる」
「夜も眠れず寝不足が続いている」
など、不安の声が相次いでいます。震源が浅いこともあり、体に感じる揺れが多く、精神的なストレスが大きくなっているようです。
高齢の住民も多いこの島では体調への影響も懸念されており、「大きな地震がまた来るかもしれない」という緊張感の中で日常生活を送っている現状です。
これまでに大きな被害は確認されていませんが、「いつかの本震」を心配する声も後を絶ちません。
■ 気象庁「火山活動やプレートの影響か」 津波の心配はなし
気象庁は、今回の地震活動について「火山活動やプレートの境界による影響で地震が集中している可能性がある」との見方を示しています。
悪石島周辺は火山帯の一部にあたり、地下の地殻変動が原因で地震が活発化しているとみられます。
一方で、津波の発生については心配ないとしています。
今回の地震群は陸側の浅い場所が震源で、津波を引き起こすような海底の断層運動とは性質が異なるためです。
ただし、引き続き地震活動が続く可能性があるとして、気象庁は今後の動向に注意を呼びかけています。
■ 行政も対応急ぐ 避難ルートや備蓄の再確認へ
住民の不安に対応するため、十島村や鹿児島県などの自治体も対応を強化しています。
避難ルートの確認や避難所の整備、食料や水などの物資備蓄の点検が急ピッチで進められており、地震が続いた場合に備える体制づくりが行われています。
また、防災無線や広報などを活用して、住民に対して冷静な行動を呼びかけるとともに、情報の共有も強化。
孤立しやすい島という地理的特性も踏まえ、早めの対策が進められています。
■ SNSでも「心配」「現地の様子が気になる」と関心高まる
今回の地震活動を受けて、SNS上でも悪石島の状況に対する関心が急速に高まっています。X(旧Twitter)やInstagramでは、
「悪石島、大丈夫かな」
「島に知り合いがいるので心配」
「もっと情報がほしい」
といった投稿が多く見られています。
一方で、現地の情報が限られていることから、正確な状況を知りたいという声も多数。悪石島は通信インフラが十分ではない部分もあり、情報の伝達には課題も残ります。
こうした中で、行政やメディアによる発信の重要性も高まっています。
■ 今後の動向に注視を
今のところ大きな被害は出ていないものの、短期間にこれだけの地震が起きている状況は異常ともいえるレベルです。
住民の不安やストレスも高まっており、今後さらに大きな地震が発生する可能性もゼロではありません。
悪石島をはじめとする周辺地域の方々は、防災意識を高め、万一の備えを整えておく必要があります。また、離島であることを踏まえ、迅速な避難や支援体制の整備も急がれるところです。
今後も引き続き、気象庁や自治体の発表に注目しながら、冷静に情報を確認することが求められます。
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