【衝撃の年3,122人】ついに中国が帰化最多国へ！韓国を超えたワケとその裏側

📝 とりコレ3行まとめ

「帰化」──あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、日本で外国籍から日本国籍を取得することを意味します。

そして2024年、日本社会に大きなインパクトを与える変化が起きました。それは、中国籍の人が日本に最も多く帰化したという事実です。これまでずっとトップだった韓国・朝鮮籍を抜いての“逆転現象”に、ネット上では「なぜ今？」「中国人がこんなに多いの？」という声が続出しています。

でも、これは単なる数字の変化ではありません。

「なぜ帰化するのか？」「どんな人が？」「何を求めて？」――こうした問いは、現代の多文化共生社会を理解する上で避けては通れないテーマです。

そして、もしかしたらあなたの身近な人にも“帰化”を選んだ人がいるかもしれません。

この記事では、この帰化者数の変化をデータと事例を交えながら詳しく解説。社会の流れ、そして“個人の決断”のリアルを一緒に紐解いていきましょう。

まず基本情報から。2024年の帰化者総数は8,863人。前年の8,800人と比べても微増ですが、過去10年間で見れば確実に増加傾向です。特に注目すべきはその内訳で、今年初めて中国籍が3,122人で最多となり、韓国・朝鮮籍の2,283人を逆転しました。

これは戦後初の出来事。日本国内では、韓国・朝鮮系の人々が長らく最大の帰化者グループとして定着してきましたが、ここにきて状況が大きく変わったのです。

また、中国・韓国以外の国籍からの帰化者も急増中。この5年間でなんと倍以上に増えています。

とくにネパール、ベトナム、ブラジルといった国々が顕著で、これらの国からの在留者が日本社会に根を張りつつあることを示しています。

中国籍の中長期在留者はすでに80万人を超えて最多。技能実習や留学、ビジネスなどを経て長期滞在している人が多く、「せっかく日本に根付いたから、安心して暮らしたい」という思いから、帰化に踏み切る人が増えています。

とくに、子育て世代やシニア層では「国籍取得による制度的な安定」を求める傾向が強まっています。

以前の帰化申請は、膨大な書類作成や10代さかのぼる戸籍提出が必要など非常に煩雑でした。

しかし、最近では条件緩和や申請サポートも整い、個人でも比較的スムーズに進められるようになっています。このことが帰化の心理的ハードルを下げたのは明らかです。

日本国籍を取得することによって得られるメリットも大きな要因です。例えば、

ここ数年、帰化者の「多国籍化」が顕著です。以下の表をご覧ください：

国籍	2022年	2024年	増加率
ネパール	139人	585人	約4.2倍
ベトナム	360人	408人	約1.1倍
ブラジル	340人	498人	約1.4倍

とくにネパールは、わずか数年で約4倍に増えた驚異の伸び率。

これは技能実習制度や介護・飲食業で働く人々の在留が安定し、帰化という選択肢が現実味を帯びてきたことを示しています。

かつては“限られた人だけの選択”だった帰化が、今や年8,000人以上が選ぶリアルな選択肢に。

とくに中国籍からの帰化が韓国・朝鮮籍を上回ったというニュースは、日本の国際化が進む中での象徴的な出来事です。

あなた自身はもちろん、家族や友人、職場の仲間の中にも「帰化を考えている人」がいるかもしれません。

国籍取得の裏側には、多くの“人生の物語”があります。今回のデータをきっかけに、日本社会のこれからをもう一度考えてみるのもいいかもしれません。