【最強“栗毛の怪物”グラスワンダー死す】有馬記念連覇の伝説馬、30歳で大往生
とりコレ3行まとめ
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1998年・1999年の有馬記念を連覇、宝塚記念も制覇した伝説の競走馬グラスワンダーが死去
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種牡馬としてもスクリーンヒーロー、アーネストリーなどのGⅠ馬を輩出、孫にはモーリスも
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関係者からは「私を男にしてくれた」と感謝の声、競馬史に残る名馬の生涯に幕
「ありがとう、グラスワンダー」名馬が旅立った日
日本競馬界に大きな衝撃が走りました。1990年代後半を代表する名馬、グラスワンダーが2025年8月8日、多臓器不全のためこの世を去りました。
享年30歳。人間でいえば90歳を超えるほどの大往生です。
彼は“栗毛の怪物”と呼ばれ、圧倒的な強さで競馬ファンを魅了しました。
その輝かしい戦績と種牡馬としての功績は、今も多くのファンの記憶に刻まれています。
無敗で駆け抜けた衝撃のデビュー
グラスワンダーはアメリカで生まれ、日本でデビュー。2歳時には朝日杯3歳ステークスをレコード勝ちするなど、圧倒的なパフォーマンスで世間を沸かせました。
その後、骨折という大きな試練を乗り越え、1998年の有馬記念で復活勝利。
さらに翌1999年の宝塚記念、有馬記念と立て続けに制し、“グランプリ3連勝”という偉業を達成しました。
特に同世代のライバル、スペシャルウィークとの死闘は今も語り草です。
種牡馬として受け継がれた血
引退後のグラスワンダーは種牡馬としても成功しました。代表産駒にはジャパンカップを制したスクリーンヒーロー、宝塚記念の覇者アーネストリーなどがいます。
さらにスクリーンヒーローの産駒には“マイルの怪物”と称されたモーリスが誕生。
グラスワンダーの血は、世代を超えて今も競馬界に息づいています。
尾形元調教師の感謝の言葉
現役時代に手綱を取った尾形充弘元調教師は、訃報に接しこう語りました。
「グラスワンダーで私は男になれた。ありがとう。」
この言葉には、共に戦った年月と、競馬人としての誇りが込められています。グラスワンダーが与えたのは、勝利だけでなく、挑戦し続ける勇気でした。
まとめ:伝説はこれからも生き続ける
グラスワンダーの30年の生涯は、競馬の歴史に深く刻まれました。
現役時代の爆発的な走り、骨折からの復活、そして種牡馬としての成功。そのすべてが、ひとつの“物語”として語り継がれていくでしょう。
ファンの中で彼は永遠に走り続けます。「ありがとう、グラスワンダー」。その名前はこれからも競馬界に輝き続けます。
参考・引用記事
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スポーツ報知 「98&99年有馬記念などG1・4勝のグラスワンダー死す 30歳 産駒にスクリーンヒーロー 孫にモーリス」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d92d0b7f9650721ffea08d6b87ce2cf5171950f -
日刊スポーツ 「グラスワンダー死す 有馬記念連覇、種牡馬としても活躍」
https://www.nikkansports.com/keiba/news/202508080001443.html -
Wikipedia 「グラスワンダー」
https://ja.wikipedia.org/wiki/グラスワンダー
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