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【超話題】国石ヒスイから!新鉱物「アマテラス石」発見

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とりコレ3行まとめ

  • 岡山県産ヒスイから、世界初の新鉱物「アマテラス石」が見つかった

  • 日本神話の女神「天照大神」から名付けられた神秘の鉱物

  • 地球やヒスイの成り立ち解明につながる注目の研究成果


話題発生!ヒスイから新鉱物登場!?

岡山県新見市のヒスイから、全く新しい鉱物が発見されました。

その名は「アマテラス石(Amaterasuite)」

発見したのは東京大学や京都大学、理学総合研究所などの共同研究チームで、国際鉱物学連合により正式に新種として認められました。

ヒスイは日本の国石として知られますが、そこから新鉱物が見つかるのは非常に珍しく、今回のニュースは科学界だけでなく一般層にも大きな注目を集めています。

アマテラス石とはどんな鉱物?

アマテラス石は、化学組成が「Sr₄Ti₆Si₄O₂₃(OH)Cl」という非常に珍しい構造を持つ鉱物です。

ストロンチウム、チタン、ケイ素、水素、塩素といった元素が組み合わさり、これまで報告されたことのない結晶構造を形成しています。

この鉱物の特徴的な点は「二面性の結晶構造」。

ユニットセルという結晶の最小構造単位の中に、AタイプとBタイプの二つの構造が同時に存在し、一方が現れるともう一方が隠れるという独特の性質を持ちます。

この現象が天然鉱物で確認されたのは、世界で初めてです。


名前の由来は日本神話の女神

「アマテラス石」という名前は、日本神話に登場する太陽の女神「天照大神」に由来します。

ヒスイが日本文化と深く結びついた国石であること、そして鉱物自体が二つの性質(“荒魂”と“和魂”)を併せ持つことが、天照大神の象徴的な二面性と重なることから、この名が付けられました。

日本の自然・文化・科学が融合した象徴的な命名と言えます。


発見の経緯と意義

この鉱物は、岡山県新見市大佐山地域で採取されたヒスイを分析する過程で見つかりました。

研究チームは精密なX線構造解析や化学分析を行い、既存の鉱物データと比較。その結果、従来のどの鉱物とも一致しないことが判明し、新鉱物として登録されました。

この発見は、ヒスイが形成される環境や条件を解明する手がかりになる可能性があります。

また、地球の深部で起こる鉱物の生成過程や、超高圧下での結晶構造の変化についても新たな知見を与えることが期待されています。


アマテラス石の特徴まとめ

  • 発見場所:岡山県新見市のヒスイ

  • 学名:Amaterasuite(アマテラス石)

  • 化学組成:Sr₄Ti₆Si₄O₂₃(OH)Cl

  • 結晶構造:二面性を持つ特殊なユニットセル

  • 命名理由:国石ヒスイ+天照大神の二面性との共通点

  • 意義:ヒスイの成因や地球科学研究の発展に寄与


まとめ

アマテラス石の発見は、単なる鉱物学上の新発見にとどまらず、日本の文化的背景や自然の奥深さを改めて感じさせるニュースです。

国石ヒスイの中から現れた神秘的な鉱物は、まるで大地の中に隠された“日本の宝”が姿を現したかのよう。

今後、この鉱物がどんな研究成果や新たな発見につながるのか、引き続き注目していきたいですね。


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