【暴行スキャンダル】広陵野球部の闇！OB告発と監督の言い訳が波紋

とりコレ3行まとめ

夏の甲子園での実績や強豪校として知られる広陵高校野球部。しかし今、その名門に衝撃のスキャンダルが降りかかっています。

「部室での暴行により右半身が麻痺した」――。元部員が週刊文春に語った証言は、あまりにも衝撃的でした。一方で、中井哲之監督や学校側は「事故だった」「隠蔽はしていない」と強く否定。

ファンやOBは「どちらが真実なのか」「学校は本当に調べるのか」と疑念を抱いています。

今回の記事では、複数の報道をもとに事件の経緯や主張の食い違いを整理し、今後の行方を探ります。

文春電子版の報道によれば、問題が起きたのは2015年9月。当時1年生だったAさんは、部室で複数の先輩部員に取り囲まれました。

証言によると、Aさんは正座を強要され、両手を背中で縛られた状態に。その上から拳やスパイクを履いた足での殴打・蹴りが繰り返されたといいます。その結果、Aさんは頭部を強く打ち、一時的に右半身が麻痺。診断では「右半身不全」とされ、車椅子生活を余儀なくされた期間もあったそうです。

Aさんは当初から「暴行を受けた」と訴えていましたが、監督や学校の対応は違いました。

当時の中井監督は「Aさんは自分でドアに頭を挟んだ」と説明。

つまり、暴行ではなく事故だったという認識です。さらに、Aさんが「体が動かない」と訴えた際も「動かないなら嘘だ」と突き放すような対応をしたとされています。

これに対し、学校側は「事実を確認できなかった」とコメント。報道によって「隠蔽」という言葉が飛び交っていますが、広陵側は一貫して否定。むしろ「隠蔽どころか、当時できる範囲で対応した」と主張しています。

ただし、この説明に納得していない人は多いです。SNSでは「事故ならこんな重症にならない」「隠そうとしたのでは」といった声が相次いでいます。

今回の告発に加え、今年3月には別の元部員が「寮内で先輩からの暴行や暴言があった」と訴えています。

この流れを受け、広陵高校は第三者委員会を設置。今後、当時の関係者からの聞き取りを行い、事実関係を調査する予定です。

朝日新聞の報道によれば、学校は「警察や委員会に全面的に協力する」とコメントしており、隠蔽を重ねているわけではない姿勢を強調しています。ただ、過去の対応に問題がなかったのかという点は、今後の調査で検証されることになります。

証言は具体的でリアルですが、現時点ではAさんの一方的な主張であり、裏付けは調査中。学校側は「確認できていない」と否定しています。

「事故」と処理した時点で「隠蔽では？」という声は強いですが、学校は「当時の判断だった」と説明。意図的に隠したのか、それとも調査能力の限界だったのかは今後の焦点です。

週刊文春による独自取材がきっかけですが、背後には「3月の寮内暴行」といった別件の訴えがあり、それらが積み重なって表面化したと見られます。

広陵高校野球部を巡る一連の騒動は、単なる「一部員の証言」では片付けられない問題に発展しています。

甲子園の名門・広陵を揺るがすこの事件。

今後の調査で何が明らかになるのか、そして学校側がどう責任を果たすのか、引き続き注目が集まりそうです。