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【歴史】エジプト沖で発見!2000年前の海底都市がついに公開

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とりコレ3行まとめ

  • アレクサンドリア沖のアブ・キール湾で、古代都市カノープスの延長とみられる遺跡が発掘・公開。

  • スフィンクス像(ラムセス2世の名入り)や首の取れたプトレマイオス朝の像など、王族ゆかりの彫像が出土。

  • 気候変動で沈んだ都市の姿が、現代の海面上昇リスクを警告している。


海底都市、新たな発掘成果を初公開!

2025年8月21日、エジプト政府がアレクサンドリア沖・アブ・キール湾で新たに発見された海底遺跡を公開しました。

この場所は、かつて栄えた古代都市「カノープス」の一部と考えられており、今回の引き揚げでは王族像や生活の痕跡まで確認されました。

地震や海面上昇で2000年以上前に失われた都市が、現代に姿を現す――。

ロマンと同時に、現代の私たちへの警告を含んだ大発見となっています。

何が見つかった?その詳細まとめ

発表によると、今回の発掘で確認されたのは以下のものです。

  • 礼拝所や住居跡、商業施設とみられる石造建築

  • 巨大な貯水池や、水を溜めるために岩をくり抜いた設備

  • スフィンクス像(ラムセス2世のカルトゥーシュ=王名刻印付き)

  • 首の取れた花崗岩像(プトレマイオス朝時代)

  • ローマ時代の貴族像(白い大理石製)

  • 貿易や造船に使われたとみられる錨や石造の装置(現在は海底に残されたまま)

つまり、宗教・生活・商業・権力の全てが一つの都市に凝縮されていたことがわかります。

単なる遺物ではなく、当時の都市機能そのものが海底に保存されていたのです。


なぜ今になって公開されたのか?

カノープスはプトレマイオス朝時代からローマ時代にかけて栄えましたが、地震と地盤沈下、そして海面上昇によって水没しました。

これまでもアブ・キール湾ではフランス人考古学者フランク・ゴディオ氏らによって調査が進められてきましたが、引き揚げ展示が行われたのは今回が大規模なものとして初めてです。

さらに背景には、エジプト政府の観光戦略があります。

2025年5月、エジプト観光考古省は「海底博物館」や「観光ダイビング施設」の構想を打ち出しており、その一環として今回の発掘成果が公開されました。

つまり学術的価値だけでなく、観光資源としての可能性も期待されているのです。


未来への警告?気候変動と重なる歴史

今回の発見で特に注目されるのは、「古代都市が消えた理由が現代のリスクと重なる」という点です。

報道によれば、カノープスは海面上昇や地震によって姿を消しました。

そして現代のアレクサンドリアもまた、2050年までに都市の3分の1が水没するリスクを指摘されています。

2000年前に沈んだ都市の姿は、まるで未来を映す鏡のようです。

海底から引き揚げられたスフィンクスや彫像は、ただの美術品ではなく「人間と自然のせめぎ合い」の証拠。

SNSで「ロマン!」と盛り上がる一方で、地球環境へのリアルな教訓も突きつけています。


観光・エンタメとしての可能性も大

エジプトといえばピラミッドやスフィンクスが有名ですが、今回の発見は「海の中の古代都市」という新しい観光資源です。

もし水中博物館が実現すれば、ダイバーが直接古代都市を体験できる世界初級の観光スポットになるかもしれません。

歴史好きだけでなく、旅行・エンタメ好きにとっても夢のような体験。

このニュースが拡散されているのも納得です。


まとめ

  • アレクサンドリア沖で公開されたのは、2000年前に沈んだ古代都市の遺跡。

  • ラムセス2世の名を刻んだスフィンクスやプトレマイオス朝の像など、貴重な遺物が出土。

  • これは歴史的発見であると同時に、現代の気候変動リスクを示す“生きた教科書”。

  • 将来的には観光や水中博物館としても注目される可能性大。

歴史ロマン×環境問題×観光資源――この三拍子が揃ったニュース、チェックしておかないと乗り遅れます!


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