【日本国で日本人優先がなぜ差別?】日本人ファーストをメディアが過剰反応し差別に結び付けたい5つの理由
とりコレ3行まとめ
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参院選で広がった「日本人ファースト」を受け、教員団体が「子どもが傷つく恐れ」と声明を出しました。
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メディアが差別に結びつけて報じる背景には、報道倫理や人権教育、ヘイトスピーチ解消法の枠組みがあります。
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スローガンの曖昧さが誤解を生みやすく、学校現場への影響を心配する声が上がっています。
いま何が起きている?
2025年夏の参院選では、「日本人ファースト」というスローガンが強く注目を集めました。
選挙戦の中で一部の政党が掲げたこの言葉は、国民の暮らしを守る姿勢を打ち出す一方で、報道では「排外主義」「差別につながる恐れ」といったニュアンスで取り上げられることが増えています。
選挙直後から、教育現場でもこの言葉の影響を懸念する声が広がりました。特に、外国にルーツを持つ子どもを支援している「全国在日外国人教育研究協議会(全外教)」は、「子どもがクラスの中で『日本人ファースト』と揶揄されれば、心が深く傷つく恐れがある」として、緊急声明を発表。署名活動も開始しています。
ニュースやSNSでも大きな反響を呼んでおり、「なぜ“自国民を大切に”という言葉が、すぐに差別の文脈にされてしまうのか」という疑問が多く挙がっています。
事実とルールを押さえよう
まず、整理しておきたいのは「日本人ファースト」という言葉がどういう場面で使われたのか、そして社会のルールや現場の声です。
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選挙での使われ方
「日本人ファースト」を掲げた政党は、外国人労働者の受け入れに慎重な立場を取り、減税や社会保障の見直しとあわせて訴えました。代表者は「差別の意図はない」とも説明しています。 -
学校での懸念
全外教は声明で「単なるスローガンとして使われても、子ども同士のからかいにつながる恐れがある」と警告。特に夏休み明けは、政治的な話題が教室に持ち込まれやすい時期でもあるため、注意を呼びかけています。 -
法律の枠組み
2016年に施行された「ヘイトスピーチ解消法」は、不当な差別的言動を許さないと明記。罰則はありませんが、国や自治体に啓発や相談体制の整備を求めています。 -
教育方針
文科省は「人権教育」を学校全体で進める方針を示しており、2025年の最新とりまとめでは多様性を尊重する学びを強調しています。 -
報道の倫理
新聞やテレビは「人権尊重」を編集の基本原則に置いており、差別や偏見を助長しない配慮が求められています。
こうした背景を押さえると、「なぜ報道が敏感になるのか」の理由が見えてきます。
メディアが「差別」に結びつけやすい5つの理由
1) 学校でのリスクがニュースになる
「日本人ファースト」という言葉自体は政策スローガンですが、現場の先生たちが危惧するのは、子ども同士のやり取りで使われること。
特に外国にルーツを持つ子どもが少数派の教室では、排除の合図のように響いてしまう可能性があります。その“リスク”はニュースとして扱いやすいテーマです。
2) スローガンの曖昧さが誤解を招く
「国民の生活を大事に」という意味であれば問題ないとも取れますが、「日本人以外は後回し」とも受け止められる曖昧さがあります。
政治の場でのメッセージと、日常会話での受け止め方がずれることが、誤解を生む要因です。
3) 報道倫理に「人権尊重」がある
新聞・テレビは報道倫理の基本に「人権尊重」を掲げており、差別につながる可能性がある言葉を“そのまま肯定的に”報じることはできません。
これは報道機関の自己規律でもあり、海外報道の基準にも近いものです。
4) 法律・行政の枠組みが後押し
ヘイトスピーチ解消法や文科省の人権教育方針は、「差別を予防する」方向性を打ち出しています。
そのためメディアも、法律や行政の姿勢を意識しつつ記事を作らざるを得ない事情があります。
5) 子どもという弱い立場への配慮
最も重視されているのが「子どもが傷つくかどうか」です。
子どもは社会的に守られるべき存在であり、クラスの中で孤立したり差別的な言葉を浴びたりすることは、長期的に深い影響を与えます。報道が「差別につながる」と強調する背景には、この“予防的な視点”があります。
よくある疑問にサクッと回答
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Q. 自国民を大事にするのは普通では?
もちろん、自国民を優先して政策を設計すること自体は一般的な議論です。ただし「日本人ファースト」という短い言葉が学校やSNSに持ち込まれると、排除の合図に聞こえてしまうことがあるため、現場の先生たちは注意を促しています。 -
Q. どこからが“ヘイト”になるの?
法務省は「本邦外出身者に対する不当な差別的言動は許されない」と定義しています。誰かを排除したり、権利を制限するような言葉や行動は“ヘイト”と判断される可能性が高いです。 -
Q. 報道は過剰に反応してない?
過剰に見えるかもしれませんが、背景には「人権教育の方針」や「倫理綱領」の存在があります。問題が起きてからではなく、未然に防ぐために強めに報じる傾向があるのです。
まとめ
「日本人ファースト」という言葉は、選挙戦では支持を集めるキャッチコピーでした。
しかし、その曖昧さゆえに、学校や日常生活に持ち込まれると誤解や排除につながる恐れはあります。
ただ、今回の面ではメディアは差別という言葉が取り上げられやすかったことから、単純に「日本人ファースト」を掲げる参政党を叩きたいだけでしょう。
日本人を第一に考えることは日本という「国」である以上当たり前です。差別云々は二の次で関係ありません。「郷に入りては郷にしたがえ」従えなければ母国に帰れ。
参考・引用記事
朝日新聞「『日本人ファースト』で傷つかないように 教員らが声明、署名も開始」
https://www.asahi.com/articles/AST8D34TLT8DUTIL00MM.html
ロイター「参政党が『日本人ファースト』で躍進、減税と積極財政を強調」
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/IPE2CFSRDRI3DFKTYLSDXC3OW4-2025-07-20/
全国在日外国人教育研究協議会「緊急声明 言わない・言わせない『日本人ファースト』」
法務省「ヘイトスピーチ、許さない。」(ヘイトスピーチ解消法)
https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00108.html
文部科学省「人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ](実践編)」
https://www.mext.go.jp/content/20250619-mxt_jidou01-100114680_03.pdf
静岡新聞SBS(共同通信配信)「排外主義、学校に広めないで 外国にルーツある子への差別懸念」
https://news.at-s.com/article/1793552
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