【48億円黒塗り疑惑】小池百合子と都庁マッピング“税金ショー”の真相
とりコレ3行まとめ
-
小池百合子氏が推進した都庁マッピング事業に2年間で48億円投入。
-
開示資料は“黒塗り”だらけで透明性ゼロ、都民の不信感が爆発。
-
小池知事は観光効果を強調するが「説明責任を果たさない政治姿勢」が批判の的に。
2年間で48億円の税金投入
東京都庁を舞台にした派手なプロジェクションマッピング――。観光資源として注目を浴びる一方で、「2年間で48億円の税金投入」という事実が都民の間で波紋を呼んでいます。
この事業を前面に押し出したのは、東京都知事・小池百合子。
「東京を世界に発信する」と胸を張る知事ですが、開示資料は黒塗りだらけで、透明性に疑問が集中。「見せる政治は得意でも、説明責任は果たしていない」との批判が噴出しています。
ここでは、小池都政の政治手法を軸に、48億円事業の問題点と「黒塗り疑惑」の全貌を整理します。
小池百合子の“見せる政治”と派手な演出
小池知事の政治スタイルは「見せる」ことに特化しています。
-
「クールビズ」で全国的に名前を広めた過去
-
公約で掲げた「満員電車ゼロ」などのキャッチーなフレーズ
-
東京五輪でも「環境に優しい大会」をアピール
こうした“わかりやすいパフォーマンス”で注目を集めるのが小池流。
都庁マッピングもその延長で、「東京の夜を彩るエンタメ」としてSNSで拡散され、海外メディアにも取り上げられました。
しかし、その裏で48億円の税金が消えていったことを、どれだけの都民が知っていたでしょうか。
48億円の巨額投入――小池都政の判断
都庁マッピング事業の予算は、23年度と24年度の合計で約48億円。
-
23年度:約22.9億円
-
24年度:約25.6億円
-
都議会速記録でも「二年間で四十八億五千万円」と明記
小池知事は「経済効果は18億円に上った」とアピールしましたが、その根拠は不透明。計算方法は明らかにされず、単なる“政治的な数字合わせ”ではないかと疑問が投げかけられています。
都庁をライトアップする派手なショーに巨額の税金をつぎ込む決断は、果たして都民生活に直結した有効な政策と言えるのでしょうか。
黒塗り資料が象徴する“小池都政の不透明さ”
情報公開請求で提出された資料は、肝心な部分が黒塗りだらけ。
小池都政は「情報公開の推進」を掲げてきたはずですが、この事業では真逆の対応を見せました。
結果、都民からは「何を隠しているのか」「税金の使い道を明らかにできないのか」と批判が集中。
透明性を欠いた運営は、かえって「不正入札では?」という憶測を招き、小池百合子の信頼性を大きく損なっています。
電通ライブ受託の“不自然さ”
さらに不信感を増幅させたのが、電通ライブの受託です。
東京五輪の談合問題で電通本体が入札停止を受けていた中、グループ会社が事業を請け負った形。
小池知事は「電通ライブは別法人であり問題はない」と説明しましたが、世論は納得せず。
「また電通か」「結局は抜け道では?」という批判がSNSで拡散。政治と広告代理店の“癒着”を想起させ、都民の不信感をさらに強めました。
“不正”と断定できないが疑惑は残る
冷静に整理すると、現時点で「不正入札が確定した」という事実はありません。
-
都は「公募による企画提案方式」と説明
-
審査委員会による評価が行われたとされる
-
違法認定や司法判断は確認されていない
つまり「不正確定」とは言えません。
ただし、黒塗り資料や電通ライブの受託は、小池都政の不透明さを象徴する出来事であり、批判を免れることはできません。
小池百合子氏への批判ポイント
-
派手な成果アピールに偏重
光のショーは映えるが、都民生活に直結した政策が後回し。 -
情報公開を軽視
黒塗り資料の存在は「都民への説明責任放棄」に等しい。 -
電通グループとの距離感
入札停止を回避したグループ会社受託は“抜け道”と見られても仕方ない。 -
説明より演出を優先
「無から有を生み出した」と語る一方、費用対効果の説明は不十分。
今後、小池百合子氏に求められること
都民が求めているのは、派手なパフォーマンスではありません。
必要なのは、以下の3つです。
-
一次資料を黒塗りなしで全面開示
-
経済効果18億円の算定根拠を明確化
-
委員会構成や審査過程を透明化
小池百合子氏がこの3点に正面から向き合わない限り、「説明責任を果たさない知事」という評価は強まるばかりです。
まとめ
-
事実:都庁マッピングに2年間で48億円投入。
-
問題:黒塗り資料と電通ライブ受託が疑惑を招いた。
-
評価:不正と断定できる証拠はないが、透明性不足と説明回避が批判の的。
-
結論:小池百合子氏が進める“見せる政治”は限界を迎えており、都民に対する誠実な説明が急務。
参考・引用記事(URL)
-
東京都プロジェクションマッピング公式(TOKYO Night & Light)
https://tokyoprojectionmappingproject.jp/ -
都議会 経済・港湾委員会 速記録(令和6年・第三号)
https://www.gikai.metro.tokyo.lg.jp/record/economic-port-and-harbor/2024-03.html -
東京民報「映像投影事業に2年48億円」
https://www.tokyominpo.com/2024/03/26/光は都庁でなく暮らしに 映像投影事業に2年48億/ -
まいどなニュース「電通ライブ受託と48.5億円」
https://maidonanews.jp/article/15335279 -
よい旅ニュース通信「『東京都プロジェクションマッピング事業』は電通ライブが受託」
https://yoitabi.jp/news/post-18685/ -
TOKYO MX NEWS(知事会見:経済効果18億円)
https://s.mxtv.jp/tokyomxplus/mx/article/202403181110/detail/ -
FRIDAYデジタル「黒塗り資料問題」
https://friday.kodansha.co.jp/article/378732
最近のコメント