【衝撃】JFA影山技術委員長がフランスで有罪判決!公共の場での児ポ規制、日本と海外の決定的な違いとは?
とりコレ3行まとめ
-
JFAが影山雅永技術委員長を解任。フランスで未成年描写の画像を機内で閲覧し有罪判決を受けたため。
-
日本とフランスでは「児童ポルノ」の定義や規制が大きく異なる。
-
フランスで起きた過去の大規模性犯罪事件やオンライン児ポ案件からも、海外の規制の厳しさが浮き彫りに。
スポーツ界に走った衝撃
2025年10月、日本サッカー界を大きく揺るがすニュースが飛び込んできた。U-20ワールドカップの視察でチリに向かっていた日本サッカー協会(JFA)の影山雅永技術委員長が、フランス経由の機内で「未成年を描写した性的画像」を閲覧していたとして拘束され、有罪判決を受けたのだ。
裁判所は執行猶予付きの禁錮刑や罰金、さらには未成年と関わる職務禁止など厳しい処分を下した。
JFAは即日、影山氏を解任。代表チームの強化方針や人材育成を担ってきた立場だけに、国内外で波紋が広がっている。
この事件は、日本とフランスにおける「児童ポルノ」の捉え方の差を浮き彫りにした。同じ行為でも日本ではグレー、しかしフランスでは即アウト。今回はその違いに加え、フランスで実際に起きた過去の児ポ・性犯罪事例を紹介しながら、国際的なリスクを解説する。
影山技術委員長の解任経緯
影山氏はチリでの試合視察のため飛行機に搭乗。機内で未成年を描写した性的コンテンツを閲覧していたことが問題視され、到着地フランスで拘束された。
裁判所は以下の判決を下したと報じられている。
-
執行猶予付き禁錮1年6か月
-
罰金5000ユーロ
-
10年間の未成年関連職務禁止
-
フランス入国禁止
影山氏は「AI生成の創作物であり実在の子どもではない」と主張したが、裁判所は認めなかった。
JFAは理事会を開き、直ちに解任を決議。「海外での行為に対し有罪判決が出されたことを重く受け止めた」と説明している。
公共の場での児ポ、日本とフランスの差
日本の場合
-
実在する児童を対象にした写真や映像は違法。
-
漫画・アニメ・AI生成などは原則規制外。
-
公共の場で閲覧しても即逮捕は少ないが、通報や社会的批判を受けるリスクは高い。
フランスの場合
-
未成年の性的表現は、実写か創作かを問わず違法対象になり得る。
-
子ども保護の観点から規制が厳格で、公共の場での閲覧は即処罰に繋がる可能性大。
-
機内など国際的空間では着陸国の法律が優先されやすい。
フランスで実際に起きた児ポ・性犯罪事件
事例1|元外科医ジョエル・ル・スクアルネック事件
-
1989年から2014年にかけて、病院内で子ども約300人への性的暴行を繰り返したとされる。
-
2005年に児童ポルノ所持で有罪判決を受けたが、その後も医師として活動を続け、犯罪が拡大。
-
2025年、有罪判決が下され、フランス史上最大規模の児童性犯罪事件として注目を浴びた。
事例2|オンラインプラットフォーム「Bounty.chat」調査
-
2025年、フランス当局は匿名チャットサイト「Bounty.chat」が児ポ配信に関与している疑いで調査を開始。
-
過去に閉鎖された「Coco」というサイトの後継とされ、子どもを巻き込む危険性が指摘されている。
-
ARCOM(フランス通信規制当局)が介入し、対策を検討している。
事例3|漫画家の児ポ裁判
-
2025年、フランスの漫画家が児童ポルノ罪で起訴されたが、裁判所が審理を停止。
-
「漫画・イラストも児ポに当たるのか?」が争点となり、表現の自由と規制の境界が議論された。
事例から見える教訓
-
法制度の隙間が犯罪を許すリスク
医師による事件のように、制度の甘さが被害拡大を招く。 -
児ポは単なる所持では終わらない
性犯罪と結びつきやすく、複合的な問題に発展する。 -
ネット拡散が新たな課題
匿名プラットフォームを経由すると国際的な捜査が難しくなる。 -
創作物も規制対象になりうる
日本でセーフでも、フランスではアウトになるケースがある。 -
国際線・経由地での行為は特にリスク大
影山氏のケースのように、現地法が優先され処罰される。
まとめ|「日本では大丈夫」でも海外ではアウト
影山技術委員長の解任は、日本サッカー界だけでなく「国境をまたぐ規制の違い」を突きつけた事件だった。
日本では児ポの定義が「実在性」に偏っており、AIや漫画表現はグレーゾーンに留まっている。しかしフランスでは「未成年の性的描写そのもの」が違法視され、機内や公共の場での閲覧は即違法となり得る。
今回紹介したフランスの事例からもわかるように、児ポは表現の問題を超えて深刻な性犯罪と結びつきやすく、規制は年々厳しくなっている。
「日本ではセーフだから」と油断すると、海外では一発でアウト。国をまたぐときには、現地の常識と法制度を理解することが不可欠だ。
参考・引用記事
-
日本サッカー協会「影山技術委員長の契約解除について」 https://www.jfa.jp/news/00035597/
-
Nippon.com「日本足協解任技術委員長影山雅永=在法國遭到有罪判決」 https://www.nippon.com/hk/news/yjj2025100700871/
-
下野新聞「JFA、影山技術委員長を解任 フランスで児童ポルノ有罪判決」 https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/1205729
-
Le Monde「Trial of former surgeon opens in France’s largest-ever child sexual abuse case」 https://www.lemonde.fr/en/france/article/2025/02/24/trial-of-former-surgeon-opens-in-france-s-largest-ever-child-sexual-abuse-case_6738504_7.html
-
Reuters「French child rape trial」 https://www.reuters.com/world/europe/french-child-rape-trial-one-victim-draws-inspiration-gisele-pelicot-2025-02-28/
-
Wikipedia「Joël Le Scouarnec」 https://en.wikipedia.org/wiki/Jo%C3%ABl_Le_Scouarnec
-
Le Monde「France probes online platform suspected of spreading child pornography」 https://www.lemonde.fr/en/france/article/2025/08/30/france-probes-online-platform-suspected-of-spreading-child-pornography_6744876_7.html
-
RFI「French court halts trial of comic artist accused of child porn in graphic novels」 https://www.rfi.fr/en/france/20250527-french-court-halts-trial-of-comic-artist-accused-of-child-porn-in-graphic-novels
-
JETRO報告書「フランスにおける青少年保護のためのインターネット規制」 https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000913/fr_youth_internet.pdf
-
論文「生成AIによる児童ポルノの法的規制」 https://toyo.repo.nii.ac.jp/record/2000785/files/toyohougaku67-3_117-160.pdf
最近のコメント