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【中国依存99%からの脱却】医薬品がついに限界… 30年ぶり「ペニシリン原料」国産化の裏で見えた日本の致命的弱点

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とりコレ3行まとめ

  • 日本の抗菌薬原料は、これまでほぼ中国に依存してきた

  • 約30年ぶりにペニシリン系原料の国内製造が再開

  • ただし「高コスト」という深刻な壁が立ちはだかっている


なぜ今「中国依存からの脱却」が注目されているのか?

今回話題になっているのは、抗菌薬の原料となるペニシリン系原薬の国内製造再開です。
実に約30年ぶりとなるこの動きは、医療関係者だけでなく、経済や安全保障の分野からも注目されています。

理由はシンプルです。
日本の医療は、あまりにも中国に頼りすぎていたからです。

抗菌薬、とくに感染症治療で欠かせないペニシリン系抗菌薬は、日本の医療現場で日常的に使われています。しかし、その原料のほとんどが海外、しかもほぼ中国一国に依存してきました。

これまで問題が表に出なかったのは、「安く」「大量に」手に入っていたからです。
ですが、その前提が崩れ始めています。

日本の抗菌薬原料はどれほど中国に依存していたのか?

厚生労働省などの公的資料によると、ペニシリンを含むβラクタム系抗菌薬の原材料は、ほぼ100%海外依存とされています。
しかも、その大半が中国です。

これは極めて異常な状態です。

  • 日本国内で使われる薬

  • 日本人の命を守る医薬品

  • それを作るための原料が、ほぼ外国任せ

つまり、日本の医療の「入口」を外国に握られていたということです。

仮に中国側で何か問題が起これば、日本の医療は即座に影響を受けます。
これは単なるコストの話ではなく、医療安全・国家安全保障の問題として扱われるようになりました。


実際に起きた「供給ストップ」という現実

「もし中国から原料が来なくなったら?」
これは仮定の話ではありません。

2019年、中国の工場トラブルなどをきっかけに、特定の抗菌薬の供給が長期間滞る事態が発生しました。
この影響で、医療現場では薬の確保に追われ、治療計画の見直しを迫られるケースも出ています。

この出来事をきっかけに、国や医療関係者の間で
「このまま中国依存を続けていいのか?」
という疑問が一気に表面化しました。


30年ぶりの国産化、その中身とは?

今回国内で製造が再開されたのは、いわゆる「ペニシリンそのもの」ではありません。
ペニシリン系抗菌薬を作るための共通原料です。

この原料は、多くの抗菌薬の“出発点”になる重要な物質で、ここを押さえることは供給安定の第一歩になります。

岐阜県内の工場で製造が始まり、年間一定量の供給を目指すとされています。
「完全自給」とまではいかないものの、ゼロからの脱却という意味では大きな一歩です。


しかし最大の壁は「コスト」

ここで大きな問題が浮かび上がります。
それがコストです。

中国産の原料は、とにかく安い。
人件費、環境規制、エネルギーコストなど、すべてが日本より低い条件で生産されています。

一方、日本で同じものを作ろうとすると、

  • 人件費が高い

  • 環境規制が厳しい

  • 設備投資が必要

結果として、国産原料は海外産よりも大幅に高くなるとされています。

安さを最優先してきた医薬品業界にとって、これは致命的です。


国産化しても「使われなければ意味がない」

仮に国内で原料を作っても、

  • 病院

  • 製薬会社

が「高いから使わない」と判断すれば、国産化は続きません。

実際、過去にも同じ理由で国内製造が縮小・撤退した歴史があります。
つまり今回の挑戦は、30年前と同じ壁に再び挑んでいるとも言えます。


それでも国産化が必要な理由

それでもなお、国が動き出した理由は明確です。

  • 医薬品は「命に直結」する

  • 安さだけで選ぶと、いざという時に手に入らない

  • 医療が止まるリスクは、経済損失以上に深刻

コロナ禍を経験したことで、「平時の効率」より「有事の安定」が重視されるようになりました。

医薬品も例外ではありません。


中国依存は“コストの問題”ではなく“構造の問題”

今回の件で見えてきたのは、日本の弱点です。

  • 安さを最優先

  • 海外依存を放置

  • 危機が起きてから慌てる

この構造が、医薬品だけでなく、半導体、エネルギー、食料など、あらゆる分野で共通しています。

抗菌薬は、その象徴的な存在にすぎません。


SNSでも賛否が分かれる現実

ネット上では、

  • 「遅すぎる」

  • 「今まで何してた?」

  • 「コスト高で結局ムダになるのでは」

といった批判的な声が目立つ一方、

  • 「医療の自立は必要」

  • 「安さだけで命を扱うな」

という支持の声もあります。

意見が割れるのは、それだけ問題が根深い証拠です。


今後、日本はどうするべきなのか?

国産化を本気で続けるなら、

  • 国による支援

  • 一定価格での買い取り

  • 安定供給を評価する制度

などが必要になります。

「安い方が正義」という価値観を変えられるかどうか。
それが、日本の医療の将来を左右します。


まとめ:中国依存からの脱却は“始まったばかり”

今回のペニシリン系原料の国産化は、
中国依存からの脱却に向けた最初の一歩です。

ただし、

  • コスト

  • 継続性

  • 現場の理解

など、課題は山積みです。

それでも、何もしなければ何も変わりません。
このニュースは、「薬の話」ではなく、日本の生き方そのものを問う出来事と言えるでしょう。


参考・参照記事一覧

約30年ぶりに抗菌薬の原料“ペニシリン”国内製造再開
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/2448716

厚生労働省 医薬品の安定供給と経済安全保障
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/keizaianpo_koukinseizai.html

内閣官房 経済安全保障に関する資料
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/keizai_anzen_hosyohousei/

海外報道:日本の抗生物質原料と中国依存
https://www.scmp.com/week-asia/economics/article/3340188