【災害】北海道沖で“超巨大地震級のひずみ”蓄積が判明|いつ起きてもおかしくない?今すぐ備えるべき理由
とりコレ3行まとめ
・北海道沖・千島海溝で、超巨大地震級の「ひずみ」蓄積が海底観測で確認された
・17世紀の巨大地震と同規模のエネルギーが溜まっている可能性が示唆された
・発生時期は不明。だからこそ「常に備える」ことが唯一の対策
北海道沖で何が起きているのか?5年に及ぶ海底観測の結果
北海道・根室沖の千島海溝沿いで、海底の地殻変動を直接測る観測が約5年間行われました。
その結果、プレート境界が強く固着し、大きな「すべり欠損(ひずみ)」が蓄積していることが明らかになりました。
今回の観測は、海底に設置した装置を使い、GPSと音響測距を組み合わせて位置変化を測定する方法です。これにより、これまで陸上観測では把握しきれなかった海溝付近の動きを直接捉えることができました。
解析によると、現在の固着状態が長期間続いている場合、蓄積されたすべり量は20〜30メートル規模に達する可能性があるとされています。これは17世紀に発生した巨大地震の推定すべり量とほぼ同等です。
重要なのは、「エネルギーが蓄積している可能性が高い」と科学的に示された点です。
ただし、ここで誤解してはいけません。
「明日来る」「来年必ず起きる」という意味ではありません。
あくまで“準備が整っている可能性がある”という段階です。

千島海溝とは何か?なぜ危険視されているのか
千島海溝は、太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込む場所です。
日本列島の東側に沿って延びる海底の巨大な境界です。
このプレート境界では、過去にも巨大地震が繰り返し発生してきました。
歴史資料や津波堆積物の調査から、約400年前に超巨大地震があったと考えられています。
今回の研究は、その「歴史的巨大地震」と同程度のエネルギーが現在蓄積している可能性を示しました。
ここが最大のポイントです。
過去に起きた規模と同レベルのエネルギーが、再び溜まりつつある可能性がある。
これは軽視できません。
なぜ“地震空白域”が危険なのか
千島海溝近傍は、比較的地震活動が少ない期間が続いてきました。
これを「地震空白域」と呼びます。
一般的に、地震が少ないと「安全」と感じがちです。
しかし研究では逆の可能性も指摘されています。
・地震が起きない=エネルギーを放出していない
・放出していない=内部に溜まっている可能性
つまり、「静かだから安心」ではないのです。
今回の海底観測は、この“静かな場所”で強い固着が起きていることを示しました。
固着が強いほど、解放されたときのエネルギーは大きくなります。
いつ起こるのか?正直な答え
ここが一番知りたい部分でしょう。
結論から言います。
誰にもわかりません。
地震の発生日時を正確に予測する技術は、現在の科学には存在しません。
今回の研究も「時期の特定」はしていません。
重要なのは、「可能性が高まっていることを示すデータが出た」という点です。
10年後かもしれない。
50年後かもしれない。
あるいはもっと先かもしれない。
しかし、エネルギーが蓄積している可能性が示された以上、「いつか必ず起きる」という前提で考える必要があります。
想定される被害規模とは
もし17世紀規模の巨大地震が再来した場合、津波の発生が懸念されます。
海溝近くで大きなすべりが起きれば、海底が持ち上がり、津波が発生します。
沿岸部では数分〜数十分で到達する可能性があります。
北海道東部、三陸沿岸は特に警戒が必要とされています。
東日本大震災のときも、「想定外」という言葉が繰り返されました。
しかし現在は、「想定されている」状態です。
知っているのに備えない。
それが一番危険です。
今すぐできる現実的な備え
地震は止められません。
でも被害は減らせます。
最低限やるべきことは以下です。
・水と食料を最低3日分、できれば1週間分備蓄
・スマホ充電用のモバイルバッテリー準備
・家族との連絡方法を事前に決める
・避難場所の確認
・家具固定
特別なことではありません。
しかし多くの家庭で徹底できていないのも事実です。
「そのうちやる」は通用しません。
デマや過剰な煽りに注意
SNSでは極端な投稿も増えます。
「来月来るらしい」
「政府は隠している」
こうした情報に根拠はありません。
今回の研究は、科学的観測に基づく分析です。
しかしそれは“予言”ではありません。
冷静に受け止め、備えを強化する。
それが正しい向き合い方です。
過去の巨大地震から学ぶべきこと
2011年の東日本大震災では、事前に巨大地震の可能性が指摘されていました。
しかし社会全体として十分な備えができていたとは言えません。
歴史は繰り返します。
・地震は必ず起きる
・想定は常に更新される
・被害は準備で変わる
今回の研究は「恐怖をあおるため」ではありません。
「備える時間がまだある」と教えてくれているのです。
まとめ
北海道沖・千島海溝で、超巨大地震級のひずみが蓄積している可能性が科学的観測で示されました。
発生時期はわかりません。
しかしエネルギーが溜まっている可能性がある以上、「起きない」と考えるのは危険です。
大切なのは、恐れることではありません。
日常の中で備えることです。
地震は忘れた頃に来るのではありません。
忘れている間にも、地下では動き続けています。
今、備えるかどうか。
それが未来を分けます。
参考・引用記事
北海道沖で17世紀以来の超巨大地震を起こす「ひずみ」すでに蓄積の恐れ(Yahoo!ニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/88c7bbad1e4a906ef33f513b9abbcc30972fa93f
北海道大学・東北大学 共同プレスリリース
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/260218_pr.pdf
JAMSTEC プレスリリース
https://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20260218_2/
気象庁 北海道・三陸沖後発地震注意情報 解説
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/jishin/nceq/info_guide.html










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