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【人物】河合優実が朝ドラヒロインに選ばれた理由は?『ほんのモキチ』のオファー経緯や演技力を解説

河合優実さんが、2028年度前期に放送予定のNHK連続テレビ小説『ほんのモキチ』で主演を務めることが発表されました。

脚本を担当するのは、2013年度前期の連続テレビ小説『あまちゃん』を手がけた宮藤官九郎さんです。

河合優実さんと宮藤官九郎さんは、2024年に放送されたTBS系ドラマ『不適切にもほどがある!』でも一緒に仕事をしており、今回が注目の再タッグとなります。

朝ドラの主人公といえば、大規模なオーディションによって選ばれるイメージがあります。しかし、河合優実さんはオーディションではなく、制作側からのオファーによって起用されました。

では、河合優実さんはなぜ朝ドラヒロインに選ばれたのでしょうか。

結論からいうと、細かな選考基準がすべて公表されているわけではありません。ただし、宮藤官九郎さんが主人公役として河合優実さんを早い段階から思い浮かべていたことは明らかになっています。

さらに、映画やドラマで積み重ねてきた主演経験、シリアスな作品とコメディーの両方に対応できる演技力、複雑な人物を一面的に見せない表現力なども、今回の起用を考えるうえで重要な要素といえそうです。

この記事では、河合優実さんが朝ドラヒロインに選ばれた理由やオファーの経緯、『ほんのモキチ』のあらすじ、宮藤官九郎さんとの関係、過去の朝ドラ出演歴などを、確認できる情報に基づいてまとめます。

目次

河合優実が2028年度前期の朝ドラ『ほんのモキチ』で主演

河合優実さんが主演する『ほんのモキチ』は、2028年度前期に放送予定のNHK連続テレビ小説です。

2026年6月4日に東京都内のNHK放送センターで制作・主演発表会見が行われ、河合優実さんが主人公の杜テル子を演じることが明らかになりました。

連続テレビ小説としては第118作にあたります。

脚本を担当する宮藤官九郎さんにとっては、社会現象となった『あまちゃん』以来、15年ぶりとなる朝ドラ脚本です。

『ほんのモキチ』の基本情報

項目 内容
作品名 『ほんのモキチ』
放送時期 2028年度前期予定
放送開始 2028年春予定
放送局 NHK
作品番号 連続テレビ小説第118作
主演 河合優実
主人公 杜テル子
脚本 宮藤官九郎
主人公のモデル 斎藤輝子
夫・モ吉のモデル 斎藤茂吉
主演の決定方法 オーディションではなくオファー
作品の形式 実在の人物をモデルに再構成したフィクション

物語のモデルとなるのは、歌人で精神科医の斎藤茂吉と、その妻である斎藤輝子です。

ただし、実在した夫妻の人生をそのまま再現する作品ではありません。

登場人物名も、斎藤茂吉ではなく杜モ吉、斎藤輝子ではなく杜テル子に変更されています。

実在の人物や出来事を下敷きにしながら、宮藤官九郎さんが大胆に再構成するオリジナルドラマとして制作されます。


河合優実が朝ドラヒロインに選ばれた理由は?

河合優実さんが『ほんのモキチ』の主演に選ばれた理由について、NHKが選考基準を項目ごとに公開しているわけではありません。

そのため、「この理由だけで選ばれた」と断定することはできません。

一方で、制作発表で明らかになった内容や、河合優実さんのこれまでの活動から、今回の起用につながったと考えられるポイントがあります。

主なポイントは次の通りです。

  • オーディションではなくオファーで起用された
  • 宮藤官九郎さんが主人公役として河合優実さんを思い浮かべた
  • 『不適切にもほどがある!』で宮藤官九郎作品を経験している
  • 映画やドラマで主演経験を重ねている
  • シリアスとコメディーの両方を演じられる
  • 複雑で欠点もある人物を表現してきた
  • 朝ドラ『あんぱん』への出演経験がある

ここからは、それぞれのポイントを詳しく見ていきます。


理由1:オーディションではなくオファーで起用された

河合優実さんは、一般公募によるヒロインオーディションではなく、制作側からのオファーによって『ほんのモキチ』の主演に起用されました。

朝ドラのヒロインは、数多くの俳優が参加するオーディションで決まることがあります。

一方で、企画や主人公像に合う俳優が明確に想定されている場合や、すでに十分な実績を持つ俳優を起用する場合には、オファーによって決まることもあります。

河合優実さんは、主演発表の時点ですでに映画やドラマで複数の主演を経験していました。

新人俳優を発掘するための起用というよりも、作品の中心を任せたい俳優に出演を依頼した形と考えられます。

ただし、宮藤官九郎さん本人が所属事務所などに正式な出演依頼を直接伝えたのか、NHKの制作陣が窓口となってオファーしたのかについて、詳しい手続きまでは公表されていません。

そのため、「宮藤官九郎さんが河合優実さんに直接オファーした」と断定するより、「制作側からのオファーで起用された」と表現するのが正確です。


理由2:宮藤官九郎が主人公役として河合優実を思い浮かべた

宮藤官九郎さんは、『ほんのモキチ』で夫婦げんかを喜劇として描くことを考えた際、主人公役として河合優実さんが真っ先に浮かんだという趣旨の説明をしています。

つまり、完成した作品に合う俳優を後から探したというより、物語や主人公像を具体的に考える中で、河合優実さんの存在が早い段階から意識されていたことになります。

『ほんのモキチ』の主人公・テル子は、夫に従い続ける控えめな妻ではありません。

家事や育児をほかの人に任せ、口が悪く、負けず嫌いで、夫とも激しく衝突する人物として紹介されています。

一方で、自由で派手好きなだけではなく、自分の人生を前向きに進もうとするエネルギーを持つ女性でもあります。

従来の朝ドラで描かれてきた模範的な主人公像とは、やや異なる人物になる可能性があります。

河合優実さんはこれまで、欠点や矛盾を抱えながら生きる人物を数多く演じてきました。

誰にでも好かれるように人物を整えるのではなく、危うさや未熟さ、強さや弱さを同時に表現できる点が、テル子という主人公像と重なったのかもしれません。


理由3:『不適切にもほどがある!』で宮藤官九郎作品を経験している

河合優実さんと宮藤官九郎さんは、『ほんのモキチ』が初めての仕事ではありません。

河合優実さんは、宮藤官九郎さんが脚本を担当した2024年のTBS系ドラマ『不適切にもほどがある!』に出演しました。

演じたのは、阿部サダヲさん演じる主人公・小川市郎の娘、小川純子です。

小川純子は、1986年を生きる17歳の高校生として登場します。

強気な言動が目立つ一方で、父親への愛情や将来への不安を抱え、物語が進むにつれて切ない運命も明らかになっていく重要な人物でした。

河合優実さんは、昭和の不良少女を思わせる迫力や、テンポの速い会話による笑いを表現しながら、家族に関わる感情的な場面も演じています。

宮藤官九郎さんの脚本には、軽快なせりふの応酬の途中で、深刻なテーマや切ない感情が入り込むことがあります。

演じる側には、コメディーとシリアスを短い間に切り替える力が求められます。

河合優実さんは『不適切にもほどがある!』で、宮藤官九郎さん特有の会話劇や人物描写をすでに経験しています。

宮藤官九郎さん側も、自分が書いた人物を河合優実さんがどのように演じるのかを実際に見ていました。

宮藤官九郎さんが主人公役として河合優実さんを思い浮かべた背景には、前作で得た演技への信頼があった可能性があります。

ただし、制作側が『不適切にもほどがある!』だけを理由に選んだと説明したわけではありません。

あくまで、これまでの仕事や実績を含む複数の要素の一つと見るのが適切です。


理由4:映画界で早くから演技力を評価されていた

河合優実さんは、テレビドラマで全国的な知名度を得る前から、映画界で高く評価されていました。

2019年に俳優活動を始めた後、『由宇子の天秤』『サマーフィルムにのって』などに出演。

2021年公開作品での演技が注目され、複数の新人賞を受賞しました。

河合優実の主な受賞歴

受賞内容
第43回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞
第35回高崎映画祭 最優秀新人俳優賞
第95回キネマ旬報ベスト・テン 新人女優賞
第64回ブルーリボン賞 新人賞
2021年度全国映連賞 女優賞
第14回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞
第35回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 新人賞
第44回ヨコハマ映画祭 助演女優賞

若手俳優として一時的に注目されたのではなく、複数の作品で異なる役を演じ、その演技が継続して評価されてきたことが分かります。

朝ドラは半年間にわたって放送される長期作品です。

主人公は多くの場面に登場し、人生のさまざまな時期や感情の変化を表現しなければなりません。

河合優実さんが映画で積み重ねてきた経験は、長い物語の中心を任せるうえで大きな強みになりそうです。


理由5:シリアスとコメディーの両方に対応できる

『ほんのモキチ』は、仲むつまじい理想の夫婦ではなく、衝突を繰り返す夫婦の人生を描く作品です。

制作発表では、朝ドラ史上でも特に不仲な夫婦を描く物語として紹介されました。

ただし、単に重苦しい夫婦関係を描くのではなく、激しい夫婦げんかを喜劇として描くことも作品の大きな特徴です。

そのため、主人公を演じる俳優には、怒りや孤独といった重い感情だけでなく、会話のテンポや笑いを生み出す力も求められます。

河合優実さんは、シリアスな作品とコメディー作品の両方で実績があります。

シリアスな演技が印象的な作品

  • 『由宇子の天秤』
  • 『ある男』
  • 『少女は卒業しない』
  • 『あんのこと』
  • 『ナミビアの砂漠』

軽快な会話や笑いの要素がある作品

  • 『不適切にもほどがある!』
  • 『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』
  • 『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』

特に『あんのこと』では、厳しい家庭環境や薬物依存など、深刻な問題を抱える主人公を演じました。

実在した女性に着想を得た重い作品であり、主人公を単純な被害者や悲劇の人物として表現するだけでは成立しない難しい役です。

一方、『不適切にもほどがある!』では、強い口調のせりふや軽快な掛け合いを自然に演じ、コメディー作品でも存在感を発揮しました。

重い物語と明るい物語の両方に対応できることは、『ほんのモキチ』の主人公を演じるうえで重要な要素となりそうです。


理由6:複雑で一筋縄ではいかない人物を演じてきた

『ほんのモキチ』の主人公・テル子は、視聴者が最初から全面的に共感できる人物として描かれるとは限りません。

家事や育児をほかの人に任せることや、夫と激しく衝突することなど、現代の視聴者から見ても賛否が分かれる行動を取る可能性があります。

その一方で、テル子は自由で行動力があり、自分の人生を自分らしく進もうとする女性としても描かれます。

一つの性格や価値観だけでは説明できない人物です。

河合優実さんは、これまでにも複雑な役を数多く演じてきました。

『ナミビアの砂漠』で演じた主人公のカナは、恋人や周囲の人々を振り回し、自分でも感情を制御できない危うさを持つ人物です。

行動だけを見れば理解しにくい場面がある一方で、その背景には現代社会での生きづらさや孤独があります。

『あんのこと』の主人公も、過酷な環境の中で人生を立て直そうとしながら、簡単には前に進めない人物でした。

『不適切にもほどがある!』の小川純子も、反抗的で強気な態度の奥に、父親への愛情や家族に対する複雑な思いを抱えています。

河合優実さんは、登場人物の良い部分だけを強調するのではなく、弱さや未熟さ、時には見る側が受け入れにくい部分まで含めて表現してきました。

テル子のように一面的ではない主人公は、河合優実さんのこれまでの演技経験と相性が良いと考えられます。


理由7:朝ドラ『あんぱん』への出演経験がある

河合優実さんは、『ほんのモキチ』が初めての朝ドラ出演ではありません。

2025年度前期に放送された連続テレビ小説『あんぱん』に、朝田蘭子役で出演しました。

朝田蘭子は、今田美桜さん演じる主人公・朝田のぶの妹で、朝田家の次女です。

真面目で器用なしっかり者として描かれ、家族の中でも周囲を冷静に見つめる人物でした。

『あんぱん』は、河合優実さんにとって初めての連続テレビ小説出演です。

朝ドラ特有の長期間にわたる撮影や、幅広い世代が視聴する作品の空気を経験したことになります。

『ほんのモキチ』では、主人公の妹ではなく、物語全体を背負う主演です。

立場や撮影量は大きく変わりますが、すでに朝ドラの制作現場を経験していることは、主演を務めるうえでも生かされそうです。

なお、河合優実さんが『あんぱん』のヒロインオーディションを受けていたかどうかについて、本人やNHKによる明確な公式発表は確認されていません。

確認できる事実は、『あんぱん』で朝田蘭子を演じ、その後『ほんのモキチ』の主演にオファーで起用されたことです。


宮藤官九郎が河合優実に期待していることは?

宮藤官九郎さんは、河合優実さんを主人公役に思い浮かべた理由について、詳細な選考項目をすべて明らかにしているわけではありません。

ただし、発表された主人公像と河合優実さんの出演歴を重ねると、いくつかの共通点が見えてきます。

強さと危うさを同時に表現できる

テル子は、夫と激しく衝突するほどの強さを持つ人物です。

一方で、夫婦の関係や家族の中で、寂しさや弱さを見せる場面も描かれる可能性があります。

河合優実さんは、強気な人物を演じる場合でも、表面的な勢いだけで終わらせず、その奥にある不安や孤独を表現してきました。

大きな声や分かりやすい涙だけに頼らず、視線や沈黙、身体の動きで感情を伝える演技も特徴です。

宮藤官九郎作品の会話に対応できる

宮藤官九郎さんの作品では、登場人物同士の会話が物語を動かします。

せりふの量が多く、テンポが速いだけでなく、笑いの途中で突然重要な事実や重い感情が差し込まれることがあります。

『不適切にもほどがある!』で宮藤官九郎作品を経験した河合優実さんは、その独特のリズムに対応できることをすでに示しています。

『ほんのモキチ』でも、テル子とモ吉の夫婦げんかを中心に、激しくテンポの良い会話が展開される可能性があります。

役の印象を固定しない

河合優実さんは、出演作品ごとに異なる人物像を演じています。

『不適切にもほどがある!』の小川純子と、『あんのこと』の主人公、『ナミビアの砂漠』のカナでは、性格も置かれた環境も大きく異なります。

特定のイメージだけに固定されていないことは、長期間にわたって主人公の人生を描く朝ドラで強みになります。


『ほんのモキチ』はどんな朝ドラ?

『ほんのモキチ』は、歌人で精神科医の斎藤茂吉と、その妻・斎藤輝子をモデルにした夫婦の物語です。

東京・青山で病院を経営する家に生まれたテル子と、山形から上京して医師と歌人の道を歩むモ吉の人生が描かれます。

テル子とモ吉の出会い

物語の始まりは1895年、明治28年です。

東京で病院を経営する杜紀一の家に、女の子のテル子が生まれます。

紀一は病院の跡取りとなる婿候補を探すため、全国から書生を集めようと考えます。

その候補の一人となるのが、山形県金瓶村からやって来るモ吉です。

モ吉は文学に目覚め、歌人を志しながら医学を学びます。

その後、東京帝国大学医科大学へ進み、テル子の父に認められて婿養子となります。

制作発表時の物語紹介では、モ吉が23歳、テル子が9歳の時点で入籍する設定が明らかにされています。

現代の婚姻制度や価値観とは大きく異なる時代を背景にした物語です。

新婚生活から夫婦げんかが始まる

成長したテル子とモ吉は、病院の一角で新婚生活を始めます。

しかし、理想的な夫婦生活になるわけではありません。

テル子は家事をせず、女中たちに任せ、子どもが誕生した後も育児を乳母に任せる人物として紹介されています。

その姿を見たモ吉がテル子を叱り、二人の夫婦げんかが日常になっていきます。

病院の中で繰り返される夫婦げんかは、やがて周囲にも知られる名物になるという設定です。

『ほんのモキチ』は、夫を支える献身的な妻と、妻を守る理想的な夫という単純な夫婦像を描く作品ではありません。

互いに欠点を持ち、衝突を繰り返す二人が、長い人生をどのように共に生きていくのかが大きな見どころとなります。


主人公・杜テル子のモデルは斎藤輝子

河合優実さんが演じる杜テル子のモデルは、斎藤茂吉の妻・斎藤輝子です。

斎藤輝子は、病院を経営する家庭に生まれ、後に斎藤茂吉と結婚しました。

夫婦の間にはさまざまな衝突があったとされますが、斎藤輝子自身も非常に行動力のある人物でした。

晩年には海外を広く旅し、エベレスト登山も経験した人物として紹介されています。

ただし、「エベレスト登山を経験した」という表現は、必ずしも山頂まで登頂したことを意味するものではありません。

『ほんのモキチ』では、斎藤輝子の人生をそのまま再現するのではなく、宮藤官九郎さんがフィクションとして再構成します。

そのため、実際の斎藤輝子と、ドラマの杜テル子には異なる部分が含まれると考えられます。


夫・杜モ吉のモデルは斎藤茂吉

杜モ吉のモデルとなる斎藤茂吉は、近代短歌を代表する歌人の一人です。

歌人として数多くの作品を残した一方、精神科医としても活動しました。

『ほんのモキチ』では、山形から上京し、医学を学びながら歌人を志す人物として描かれます。

テル子の家に婿養子として入り、病院の後継者になることを期待されますが、自由な妻との生活は衝突の連続になります。

杜モ吉を演じる俳優は、主演発表時点では公表されていません。

主人公・テル子と長い人生を共にし、夫婦げんかを繰り返す重要な役であるため、今後の相手役発表にも注目が集まりそうです。

公式発表前に特定の俳優名を事実として扱うことはできません。


『ほんのモキチ』のタイトルの意味は?

『ほんのモキチ』というタイトルには、宮藤官九郎さんが説明した二つの意味があります。

一つは、歌人や医師として世間から偉大な人物と見られるモ吉も、妻のテル子から見れば「ほんのモキチ」にすぎないという意味です。

「ほんの」には、「わずかな」「ただの」といったニュアンスがあります。

外では偉大な人物として評価される夫も、家庭の中では妻に振り回される一人の男性でしかないという夫婦関係を表しています。

もう一つは、「モキチ」と「キモチ」を掛けた言葉遊びです。

心や気持ちを扱う物語であることを、作品タイトルに込めたと説明されています。

主人公はテル子ですが、タイトルには夫であるモ吉の名前が使われています。

テル子の視点から見た夫の存在や、二人の間で揺れ動く気持ちが物語の中心になることを示すタイトルといえそうです。


河合優実のプロフィール

項目 内容
名前 河合優実
読み方 かわい ゆうみ
生年月日 2000年12月19日
出身地 東京都
職業 俳優
所属事務所 鈍牛倶楽部
活動開始 2019年
主な出演作 『由宇子の天秤』『サマーフィルムにのって』『あんのこと』『ナミビアの砂漠』『不適切にもほどがある!』『あんぱん』など

河合優実さんは、2000年12月19日生まれ、東京都出身の俳優です。

2019年に俳優活動を開始し、映画やテレビドラマ、舞台、CMなどに出演してきました。

2021年公開の映画『由宇子の天秤』『サマーフィルムにのって』などで注目を集め、複数の新人賞を受賞。

その後も話題作への出演を重ね、映画を中心に高い評価を受けてきました。

2024年の『不適切にもほどがある!』で幅広い視聴者に知られるようになり、2025年度前期の朝ドラ『あんぱん』にも出演しました。

そして2026年6月、2028年度前期の朝ドラ『ほんのモキチ』で主演を務めることが発表されました。


河合優実の代表作

『由宇子の天秤』

『由宇子の天秤』は、報道の正義や加害と被害、家族の問題などを描いた映画です。

河合優実さんは物語の中心に関わる重要な役を演じました。

単純な善悪では分けられない難しい人物を表現し、若手俳優として注目を集めるきっかけの一つとなりました。

『サマーフィルムにのって』

高校生たちの映画制作を描いた青春映画です。

河合優実さんは主要人物の一人として出演しました。

青春映画らしい自然な会話や若者の感情を表現し、『由宇子の天秤』などとともに新人賞受賞につながった作品です。

『不適切にもほどがある!』

2024年にTBS系で放送されたドラマです。

昭和から令和へタイムスリップした主人公を通して、時代による価値観の違いをコメディーとして描きました。

河合優実さんは、主人公・小川市郎の娘、小川純子を演じています。

明るく勢いのある人物でありながら、物語の核心に関わる切ない背景を持つ役でした。

宮藤官九郎さんとの再タッグとなる『ほんのモキチ』を考えるうえで、特に重要な作品です。

『あんのこと』

実在した女性に着想を得た映画で、河合優実さんが主演を務めました。

過酷な家庭環境や薬物依存、社会的な孤立などを扱う重い作品です。

河合優実さんは、主人公を単純にかわいそうな人物として描くのではなく、迷いや弱さ、怒りや希望を持つ一人の人間として演じました。

主演俳優として作品全体を支える力が評価された代表作です。

『ナミビアの砂漠』

山中瑶子監督による映画で、河合優実さんが主人公のカナを演じました。

カナは現代社会の中で生きづらさを抱え、恋人や周囲の人々と衝突する人物です。

簡単には共感しにくい行動を取りながらも、目を離せない危うさを持っています。

作品は第77回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品され、作品として国際映画批評家連盟賞を受賞しました。

受賞したのは河合優実さん個人ではなく、映画作品です。

『ルックバック』

藤本タツキさんの漫画を原作とする劇場アニメーションです。

河合優実さんは、吉田美月喜さんとともに主要人物の声を担当しました。

実写作品とは異なり、表情や身体の動きを使わず、声だけで人物の感情を表現しています。

俳優としての表現の幅を示した作品です。

『あんぱん』

2025年度前期に放送されたNHK連続テレビ小説です。

河合優実さんは、主人公・朝田のぶの妹、朝田蘭子を演じました。

『ほんのモキチ』で主演を務める前に、朝ドラの制作現場を経験した重要な作品です。


河合優実の演技はなぜ評価されている?

河合優実さんの演技は、「自然」「存在感がある」「役ごとに印象が違う」と評価されることがあります。

その魅力は、分かりやすく感情を大きく見せるだけではなく、人物の複雑さを細かな表現で伝える点にあります。

せりふ以外でも感情を伝えられる

河合優実さんは、視線や姿勢、歩き方、沈黙などを使って人物の状態を表現します。

言葉で感情を説明しない場面でも、何を考えているのか、どのような不安を抱えているのかを感じさせます。

朝ドラでは、劇的な場面だけでなく、食事や家族との会話など、日常の場面も数多く描かれます。

何気ない時間の中でも登場人物として存在できる力は、長期作品の主人公に必要な要素です。

人物を必要以上に美化しない

河合優実さんが演じる役には、欠点や危うさを抱えた人物も多くいます。

視聴者に好かれるように人物を整えすぎず、身勝手な部分や理解しにくい部分も含めて演じます。

『ほんのモキチ』のテル子も、常に正しい主人公として描かれるとは限りません。

夫と衝突し、周囲を困らせる一方で、自分の人生を強く生きる人物になると考えられます。

人物を一面的に美化しない河合優実さんの演技は、テル子の複雑さを描くうえで生かされそうです。

コメディーでも感情を失わない

コメディー作品では、笑いを優先するあまり、人物の感情が薄く見えることがあります。

河合優実さんは『不適切にもほどがある!』で、強いせりふやテンポの良い会話を演じながら、小川純子の家族への思いや不安も表現しました。

『ほんのモキチ』でも、夫婦げんかを笑いに変えながら、その奥にある愛情や孤独を見せる演技が期待されます。


『ほんのモキチ』で注目される河合優実の演技

『ほんのモキチ』の脚本や全出演者は、制作発表時点ですべて明らかになっているわけではありません。

ただし、公開された物語や主人公像から、いくつかの見どころが考えられます。

テル子の成長と年齢の変化

朝ドラでは、主人公の人生を長い時間軸で描くことが一般的です。

『ほんのモキチ』も、テル子とモ吉の出会いから夫婦として年月を重ねていく姿が描かれるとみられます。

河合優実さんが、若い頃の勢いや未熟さから、年齢を重ねた後の変化までをどのように表現するのかが注目されます。

モ吉との激しい夫婦げんか

テル子とモ吉の衝突は、作品の中心となる要素です。

宮藤官九郎さんの脚本であることから、単に深刻な口論として描くのではなく、テンポや言葉選びによって笑える場面になると考えられます。

河合優実さんが『不適切にもほどがある!』で見せた会話のテンポと、映画作品で見せてきた感情の迫力が同時に求められそうです。

言葉にしにくい夫婦の感情

不仲な夫婦と紹介されていても、長い人生を共にする二人の関係を、嫌悪だけで説明することはできません。

愛情、尊敬、嫉妬、反発、依存など、さまざまな感情が絡み合う可能性があります。

河合優実さんが、せりふでは説明されない夫婦の感情をどのように表現するのかも見どころです。


河合優実の相手役は誰?

河合優実さん演じるテル子の夫・杜モ吉役は、主演発表時点では公表されていません。

モ吉はテル子と長い人生を共にし、激しい夫婦げんかを繰り返す人物です。

作品のもう一人の中心人物であり、河合優実さんとの会話や演技の相性が重要になります。

今後、追加キャストとして発表されるとみられます。

正式発表前に報じられる予想やSNS上の候補者名は、確定情報ではありません。

相手役については、NHKからの公式発表を待つ必要があります。


『ほんのモキチ』はいつから放送される?

『ほんのモキチ』は、2028年春に放送開始予定です。

2028年度前期の連続テレビ小説として発表されていますが、具体的な初回放送日や最終回の日程、放送回数などは、制作発表時点では明らかになっていません。

朝ドラの制作には、脚本開発、出演者の調整、撮影、美術、衣装、時代考証など長い準備期間が必要です。

『ほんのモキチ』は明治から昭和にかけての時代を扱うとみられるため、現代劇以上に衣装や建物、生活様式などの準備が必要になる可能性があります。

放送の詳細は、開始時期が近づくにつれてNHKから発表されると考えられます。


河合優実が朝ドラヒロインに選ばれた理由に関するよくある質問

河合優実はオーディションで選ばれた?

河合優実さんは、オーディションではなく制作側からのオファーで『ほんのモキチ』の主演に起用されました。

宮藤官九郎さんは、主人公役を考えた際、河合優実さんが真っ先に浮かんだという趣旨の説明をしています。

河合優実は朝ドラ初出演?

初出演ではありません。

2025年度前期の連続テレビ小説『あんぱん』で、主人公・朝田のぶの妹、朝田蘭子を演じています。

『ほんのモキチ』が朝ドラ初主演です。

河合優実は『あんぱん』のヒロインだった?

『あんぱん』のヒロインは今田美桜さんです。

河合優実さんはヒロインの妹である朝田蘭子を演じました。

『ほんのモキチ』は実話?

斎藤茂吉と妻・斎藤輝子をモデルにしていますが、実話をそのまま再現する作品ではありません。

実在人物の人生を下敷きに、宮藤官九郎さんが大胆に再構成するフィクションです。

河合優実の夫役は誰?

主人公・テル子の夫、杜モ吉役は、主演発表時点では公表されていません。

正式な追加キャスト発表を待つ必要があります。

『ほんのモキチ』はいつ放送される?

2028年春から放送予定です。

具体的な初回放送日や放送回数は、制作発表時点では明らかになっていません。

宮藤官九郎が朝ドラを書くのは初めて?

初めてではありません。

宮藤官九郎さんは、2013年度前期の連続テレビ小説『あまちゃん』で脚本を担当しています。

『ほんのモキチ』は、『あまちゃん』以来15年ぶりとなる朝ドラ脚本です。

『ほんのモキチ』の意味は?

歌人や医師として偉大なモ吉も、妻のテル子から見れば「ほんのモキチ」にすぎないという意味と、「モキチ」と「キモチ」を掛けた意味が込められています。


まとめ

河合優実さんは、2028年度前期に放送予定のNHK連続テレビ小説『ほんのモキチ』で主演を務めます。

同作は連続テレビ小説第118作で、2026年6月4日に制作と主演が発表されました。

脚本を担当するのは、2013年度前期の『あまちゃん』以来、15年ぶりに朝ドラを手がける宮藤官九郎さんです。

河合優実さんは、オーディションではなく制作側からのオファーによって主人公・杜テル子役に起用されました。

宮藤官九郎さんは、夫婦げんかを喜劇として描く主人公を考えた際、河合優実さんが真っ先に浮かんだという趣旨の説明をしています。

河合優実さんが朝ドラヒロインに選ばれた詳しい理由が、項目ごとにすべて発表されているわけではありません。

ただし、次のような点が今回の起用につながったと考えられます。

  • 『不適切にもほどがある!』で宮藤官九郎作品を経験している
  • 映画やドラマで主演経験を重ねている
  • シリアスとコメディーの両方に対応できる
  • 複雑で一面的ではない人物を演じてきた
  • 朝ドラ『あんぱん』への出演経験がある
  • 複数の映画賞で演技を評価されてきた

『ほんのモキチ』は、歌人で精神科医の斎藤茂吉と、妻・斎藤輝子をモデルにした物語です。

河合優実さんが演じる杜テル子は、家事や育児をほかの人に任せ、口が悪く、負けず嫌いで、夫と激しく衝突する女性として紹介されています。

一方で、自由で行動力があり、自分の人生を前向きに進む人物でもあります。

タイトルには、世間から偉人と評価されるモ吉も妻から見れば「ほんのモキチ」にすぎないという意味と、「モキチ」と「キモチ」を掛けた意味が込められています。

放送開始は2028年春の予定です。

杜モ吉役をはじめとする追加キャスト、撮影開始時期、具体的な初回放送日など、今後の正式発表にも注目が集まりそうです。


引用・参照した記事・公式情報

NHK・ステラnet「宮藤官九郎×河合優実 2028年度(前期)朝ドラ『ほんのモキチ』制作・主演発表」

https://www.steranet.jp/articles/118413

NHK公式X「2028年度前期 連続テレビ小説『ほんのモキチ』発表」

https://x.com/NHK_PR/status/2062393700819534121

映画ナタリー「河合優実が朝ドラ『ほんのモキチ』ヒロインに、脚本は宮藤官九郎」

https://natalie.mu/eiga/news/674736

映画.com「28年前期朝ドラは『ほんのモキチ』主演・河合優実×作・宮藤官九郎」

https://eiga.com/news/20260604/17/

鈍牛倶楽部「河合優実 公式プロフィール」

https://dongyu.co.jp/profile/yumikawai/

TBS「不適切にもほどがある! キャスト・スタッフ」

https://www.tbs.co.jp/futekisetsunimohodogaaru/caststaff/

TBS「不適切にもほどがある! 第1話あらすじ」

https://www.tbs.co.jp/futekisetsunimohodogaaru/story/ep1.html

NHK出版デジタルマガジン「連続テレビ小説『あんぱん』河合優実さん×原菜乃華さん×中沢元紀さんインタビュー」

https://mag.nhk-book.co.jp/article/70292

映画『あんのこと』公式サイト

https://annokoto.jp/

FIPRESCI「Cannes 2024」

https://fipresci.org/festival/cannes-2024/