【8月の食材】夏旬の鰹!脂のり抜群!旬の選び方・栄養・レシピまとめ
はじめに|夏こそ鰹のベストシーズン!
夏といえば冷たいそうめんやスイカが思い浮かびますが、実は“鰹(かつお)”がとっても美味しい季節でもあります。
とくに8月は「夏鰹(なつがつお)」と呼ばれ、初鰹(春)と戻り鰹(秋)の中間にあたる存在です。
脂のりがよくて刺身でも加熱料理でも楽しめるため、食卓での活躍シーンは多数。しかも栄養も豊富で、夏バテ防止にもぴったりなんです。
本記事では、そんな夏の鰹について以下のポイントを詳しく解説します。
-
夏鰹とは何か?その特徴
-
栄養価や健康へのメリット
-
自宅でできる簡単レシピ
-
選び方・保存方法のコツ
-
おすすめの購入方法と通販
「鰹って難しそう…」と思っている方も、この記事を読めば気軽に夏鰹を楽しめます!
8月の鰹は旬?夏鰹の特徴をわかりやすく解説
夏鰹ってどんな魚?
鰹は回遊魚で、黒潮に沿って春に九州〜関東へ、秋には三陸方面へと北上します。
このため、日本では年に2回“旬”があるのが特徴。
季節 | 呼び方 | 特徴 |
---|---|---|
春(4〜5月) | 初鰹 | さっぱり、赤身中心で脂が少ない |
夏(8月前後) | 夏鰹 | 適度に脂あり、食べごたえあり |
秋(9〜10月) | 戻り鰹 | 脂たっぷり、濃厚でとろける味 |
8月の「夏鰹」は、ちょうど脂がのり始めたバランスの良い状態。
刺身にも加熱にも適しており、調理の自由度が高いのが魅力です。
夏鰹の見た目と味
-
身色:赤くて透明感あり
-
身質:弾力がありもちもち
-
味 :脂がありながらもくどくない
とくに鮮度がよければ「モチッ」とした歯ごたえと香りが楽しめます。
スーパーなどで見かけたらぜひ手に取ってみましょう。
鰹に含まれる栄養と健康効果
代表的な栄養素
鰹には、夏を乗り切るのに嬉しい栄養素が豊富に含まれています。
-
DHA(ドコサヘキサエン酸):脳の働きをサポート
-
EPA(エイコサペンタエン酸):血液をサラサラに
-
鉄分:貧血予防、女性に◎
-
タンパク質:筋肉の維持や疲労回復
-
ビタミンB群:エネルギー代謝を助ける
夏バテ・疲労対策にぴったり
夏は食欲が落ちたり、だるさを感じる方も多いはず。
鰹に含まれるビタミンB1・B6は、糖質や脂質の代謝を促し、体力維持に役立ちます。
さらに鉄分も多く含まれるので、貧血気味の方にもおすすめ。
「おいしくて、栄養も満点」なのが夏鰹の最大の魅力です。
鰹を使った簡単おいしいレシピ
定番の「鰹のたたき」をフライパンで!
【材料(2〜3人分)】
-
鰹のさく(刺身用)…1本
-
塩 …少々
-
にんにく(スライス)…1かけ
-
ポン酢、玉ねぎ、青じそなどお好みで
【作り方】
-
鰹の表面に軽く塩をふる
-
フライパンを強火で熱し、鰹の表面を手早く焼く(各面30秒〜1分)
-
氷水で冷やしてから水気を拭く
-
薄切りにして、にんにく・ポン酢・薬味でいただく
▶ ポイント
火を通しすぎないこと!皮目を香ばしく焼き、中はレアのままが美味。
夏向けアレンジ3選
-
漬け丼:しょうゆ・みりんに漬けてごはんに乗せるだけ
-
冷やしそうめんトッピング:大葉やみょうがと一緒に
-
山かけ鰹丼:とろろ+鰹でスタミナアップ!
どれも火を使わず簡単で、食欲がない日にもぴったりです。
夏鰹の選び方・保存方法のコツ
スーパーで見極める3つのポイント
-
身の色:赤みが強く、にごっていない
-
ドリップが少ない:パック内に赤い液体が多いと鮮度低下の証拠
-
弾力がある:押して弾くような感触なら新鮮!
皮付きの「腹側」は脂がのっておりおすすめです。
保存はすぐ冷蔵、もしくは冷凍で
-
冷蔵:買ったその日に食べるのがベスト。保存はチルド室へ。
-
冷凍:水分をふいてラップで包み、ジップ袋で空気を抜いて密閉。
冷蔵庫でゆっくり解凍すると旨みが逃げません。
※冷凍した場合は刺身ではなく「たたき」「煮物」「焼き物」に活用しましょう。
どこで買える?おすすめの購入先・通販
高知・三陸など名産地の直送がおすすめ
鰹といえば高知県。特に「久礼(くれ)」や「土佐清水」のブランド鰹は質が高く、たたき用に最適です。
また、三陸(岩手・宮城)でも脂ののった鰹が水揚げされ、人気があります。
スーパー・魚屋・通販の違いを比較
購入方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
スーパー | すぐ手に入る | 鮮度や産地にバラつきあり |
魚屋 | 鮮度がよく調理相談も可 | 店舗が限られる |
通販 | 産地直送・高品質 | 送料がかかる、配送まで日数必要 |
「すぐに食べたい」ならスーパー、「質にこだわる」なら通販が最適です。
よくある質問Q&A
夏鰹は子どもにも食べられる?
はい。とくに火を通した「たたき」や「鰹バーグ」などにすれば、小さなお子さんでも安心して食べられます。
-
にんにくを抜いてマイルドに
-
しょうゆ・みりん味でごはんが進む
離乳食後期のお子さんには小さく切ってほぐしてあげましょう。
鰹は毎日食べてもいいの?
DHAや鉄分が豊富な鰹ですが、栄養バランスを考えて「週に2〜3回」程度が目安です。
とくにマグロ類よりも水銀含有量が少ないため、安心して取り入れられます。
まとめ|旬の夏鰹を気軽に楽しもう!
8月に出回る「夏鰹」は、脂のり・食べごたえ・栄養の三拍子がそろった“旬の逸品”。
刺身、たたき、丼、そうめんと、家庭でも簡単に美味しく楽しめます。
夏バテ気味のときこそ、DHAや鉄分がたっぷりの鰹で元気をチャージ!
ぜひ今夜の献立に、旬の鰹を加えてみてください。
最近のコメント