【8月の食材】夏の新そばの魅力|旬の味わいと冷たい蕎麦レシピ
🍜はじめに:夏こそ蕎麦がうまい!8月の旬食材「夏新そば」とは?
8月といえば、スイカやとうもろこしなどが思い浮かぶ夏野菜の季節。でも実は「蕎麦」もこの時期が旬なのをご存じですか?
8月に出回る「夏の新そば」は、北海道など一部地域で春に種をまいて夏に収穫される特別な蕎麦。
風味はすっきり、のどごしはつるっとしていて、冷たい蕎麦としていただくのにぴったりなんです。
この記事では、そんな「夏新そば」の基礎知識から、美味しい食べ方、家庭で作れる簡単レシピ、さらに全国のおすすめ店まで、たっぷりご紹介します。
なぜ8月に蕎麦が旬?夏新そばの秘密
蕎麦の旬は実は年に2回ある!
一般的に「新そば」と聞くと秋を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、実は蕎麦には2つの旬があります。
季節 | 呼び名 | 特徴 |
---|---|---|
秋 | 秋新そば | 香りと甘みが強く濃厚な味わい |
夏 | 夏新そば | 北海道産中心、爽やかで軽やか |
「夏新そば」は春に種をまいて、7月下旬〜8月に収穫。主に北海道や東北地方で生産され、市場には8月中旬〜下旬ごろに出回ります。
夏そばの味わいと魅力
「夏新そば」は、
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香りが爽やかで上品
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のどごしがつるっとして軽やか
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冷やして食べると美味しさ倍増
とくに冷たいざるそばやおろし蕎麦にすると、その魅力が最大限に引き出されます。
夏新そばの産地と出回る時期
北海道・幌加内町が最大の産地
夏新そばの生産で特に有名なのが北海道の幌加内町です。
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作付面積は全国トップ
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昼夜の寒暖差が大きく、そばの品質が高い
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「幌加内そば」として全国に流通
他にも、青森県や岩手県などでも夏そばの生産が行われています。
市場に出るのは8月中旬〜9月初旬
早い地域では7月末には収穫が始まり、流通は8月中旬から。店舗では「新そばフェア」なども開催され、食べるならこの時期がチャンスです。
夏新そばをもっとおいしく!おすすめの冷やし食べ方
冷たいそばはこう食べよう!
暑さで食欲がないときも、冷たい蕎麦はするっと食べられて栄養補給にも最適です。
冷やしそばの定番3選
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ざる蕎麦:シンプルだけど王道。わさびと刻み海苔でさっぱり
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大根おろし蕎麦:消化にやさしく、夏バテ防止にも◎
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とろろ蕎麦:山芋の粘りが体に染み渡ります
美味しく食べるコツ
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茹でたら氷水でしっかり締める
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薬味は「みょうが」「青じそ」「ねぎ」など香り高いものを
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市販のつゆも、だしを加えて自家製風に
蕎麦の栄養パワーとは?夏に嬉しい効能
ルチンが血管に良い!
蕎麦の栄養で特に有名なのが「ルチン」という成分。これは、
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血管を強くする
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血流を良くして高血圧を予防
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抗酸化作用も期待できる
という特徴があります。
また、以下のような栄養素も豊富です。
栄養素 | 効果・特徴 |
---|---|
ビタミンB群 | 疲れにくい体づくりをサポート |
食物繊維 | 腸内環境を整えて便秘解消に◎ |
植物性たんぱく質 | 筋肉や肌の材料になる |
暑さで弱った体にちょうどよい「和のスーパーフード」なんです。
簡単!夏新そばレシピ3選【家でも本格】
①冷やしとろろ蕎麦(疲労回復)
材料(1人前)
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茹でた蕎麦:1玉
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長芋:50g(すりおろす)
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卵黄:1個
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麺つゆ:50ml(2倍濃縮)
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薬味(青ねぎ・海苔):適量
作り方
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蕎麦を茹でて、氷水でしっかり冷やす
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とろろと卵黄をのせて薬味をトッピング
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麺つゆをかけて完成!
②梅おろし蕎麦(さっぱり&元気)
材料(1人前)
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茹でた蕎麦:1玉
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大根おろし:大さじ2
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梅干し:1個(刻んでもOK)
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大葉、みょうが:適量
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麺つゆ:お好みで
作り方
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大根をすりおろし、薬味を用意
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茹でて締めた蕎麦に具材をのせる
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冷えた麺つゆをかけて完成!
③冷やし天ぷら蕎麦(ボリューム満点)
材料
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蕎麦:1玉
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天ぷら(海老、かぼちゃ、ししとうなど):適量
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つけつゆ(冷やしておく)
作り方
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天ぷらは別途準備(市販でも可)
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蕎麦を茹でて冷水で締める
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ざるに盛って天ぷらと一緒に提供
まとめ|夏そばで涼しく、美味しく健康に
8月は夏野菜だけでなく、「夏新そば」も旬。
すっきりした香りとのどごしで、暑さを乗り切る食材としてもぴったりです。
自宅でも簡単に調理できるレシピが多く、冷たい蕎麦は家族全員に喜ばれます。
栄養もたっぷりなので、食欲が落ちる夏こそ蕎麦で元気を取り戻しましょう。
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