【衝撃発見】アレクサンドリア近郊で“クレオパトラ像かも”な白大理石像出土!タポシリス・マグナ神殿の謎が深まる
【とりコレ3行まとめ】
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エジプト・アレクサンドリア近郊のタポシリス・マグナ神殿で、王冠をかぶった女性像や王の胸像などが出土
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発掘チームは「クレオパトラ7世の可能性あり」とする一方、専門家は「別の王族かも」と慎重な見解
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コイン、装飾品、地下トンネルなども発見され、プトレマイオス朝後期の世界が少しずつ明らかに
古代のロマン再び!エジプトで“女王像”発見のニュースが世界を駆け巡る
エジプト・アレクサンドリア西方にある古代都市遺跡「タポシリス・マグナ神殿」で、またしても歴史ファンの心をざわつかせる発見がありました。
ドミニカ共和国の考古学者キャスリーン・マルティネス氏率いる調査チームが、王冠をかぶった女性の白大理石像の頭部や、ファラオの象徴「ネメス」を着けた王の胸像を発掘したのです。
マルティネス氏はこの女性像について「クレオパトラ7世の可能性がある」と主張していますが、エジプト考古最高評議会の専門家は慎重な立場をとっており、「別の王族女性を描いた可能性も高い」としています。
出土した遺物の数々が語る“プトレマイオス朝の息吹”
今回の発掘で見つかったのは像だけではありません。
当時の文化や宗教儀式を伝える、数多くの副葬品が確認されています。
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クレオパトラを描いたものを含むコイン300枚以上
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儀式用の陶器や油灯
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化粧品容器やブロンズ製の小像
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スカラベ(聖なる甲虫)の護符
これらは、プトレマイオス朝後期の生活や信仰を知るうえで極めて貴重な手がかりとなります。
神殿地下には“謎のトンネル”も
タポシリス・マグナ神殿は、以前から「クレオパトラの墓が眠っている可能性がある場所」として注目されてきました。
2022年には全長1305メートルの地下トンネルが見つかり、マルティネス氏は「墓へ続く道かもしれない」と推測しています。
さらに今回の調査では、水没した地下部分から人工構造物や大量の陶器、遺骨なども発見されました。
地下にはカタコンベ(地下墓所)形式の20以上の部屋や、3室構造の墓などもあり、発掘はまだ序盤と言える状況です。
読者が気になるQ&A
Q. 本当にクレオパトラの像なの?
→ まだ断定はできません。顔立ちや彫刻様式が従来のクレオパトラ像と異なるため、複数の専門家が慎重に分析中です。
Q. トンネルは墓に続いているの?
→ 現時点では不明です。構造は非常に長く、儀式や行列に使われた可能性も考えられます。
Q. この発掘で何がわかるの?
→ プトレマイオス朝後期の宗教儀礼、権力構造、都市の建築技術など、多方面での歴史理解が進むと期待されています。
まとめ:歴史のパズルはまだ完成していない
今回のタポシリス・マグナ神殿での発見は、古代エジプトの謎を解く大きなヒントになるかもしれません。
王冠をかぶった女性像、ネメス付きの王の胸像、そして数々の副葬品や地下トンネル…。
クレオパトラの名はあくまで“可能性”ですが、それでも夢が広がる発掘です。
今後の調査で、新たな歴史の1ページが書き換えられる日が来るかもしれません。
歴史好きはもちろん、ミステリー好きにも目が離せないニュースです。
参考・引用記事(URLのみ記載)
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