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【転売炎上】ポケモンカード×マック 300万枚でも奪い合い!“レアじゃない”ってどういうこと!?

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とりコレ3行まとめ

  • マクドナルドがハッピーセットで配布したポケモンカード、全国で6種類・計300万枚弱を用意したのに初日から在庫切れ続出

  • 「激レアでもないのになぜ?」とマクドナルド広報も困惑

  • “期間限定”の響きが消費者心理を刺激し、転売ヤーの標的に


ハッピーセットに“期間限定カード”登場 → 転売ヤー大暴走

2025年8月9日、全国のマクドナルドでハッピーセットにポケモンカードが付いてくるキャンペーンがスタートしました。配布されるのは全6種類のカードで、セットを買うとランダムで2枚もらえる仕組み。枚数は全部合わせて約300万枚弱。数字だけ見ると「余裕で行き渡るじゃん!」と思うかもしれません。

しかし蓋を開けてみると、初日から多くの店舗で売り切れが発生。SNSには「朝から行ったのにもうなかった」「隣町まで行ったけど全滅」という声が続出しました。さらにフリマアプリでは即座に転売出品が並び、中には定価の何倍もの値で販売されるケースも。

しかも問題はカードだけじゃありません。転売目的で大量購入する人が増え、ハッピーセットのハンバーガーやポテトを食べずに放置・廃棄する光景まで報告され、これがまた批判の的に。マクドナルドの広報は「レアではないのになぜ…」と困惑を隠せない様子です。

事実整理 ~転売が話題になった背景と流れ~

この騒動を正しく理解するために、まずは事実を整理しておきましょう。

  • 配布概要
    期間は8月9日〜3日間限定。全国約3000店舗のマクドナルドで、ハッピーセット1つ購入ごとにランダムで2枚のポケモンカードが付属。全6種類あり、カードデザインは今回のキャンペーン限定。

  • 配布枚数
    公式には配布枚数を明かしていませんでしたが、朝日新聞の取材で「全種類あわせて約300万枚弱」という規模だったことが判明。単純計算すると、1店舗あたり約1000枚程度(=500セット分)。

  • 初日の状況
    開始からわずか数時間で在庫が尽きた店舗もあり、地方の一部では昼過ぎには完売情報がSNSで拡散。

  • 転売・廃棄問題
    カード目当てで大量購入→カードだけ抜き取り→食事は廃棄、という行動が目立ち、これに対して「食品ロスがひどすぎる」「マナーが悪い」と非難が殺到。

  • 企業側の反応
    「レアではないし、充分な枚数を用意している」とマクドナルドは説明。しかし消費者心理はそれを超えて動き、転売ヤーの動きが一気に加速してしまいました。


なぜ“レアじゃない”のに売り切れた?“数量限定”演出の威力

ここで気になるのは、「300万枚もあったのになぜ一瞬で消えたのか」という点です。

理由のひとつは“数量限定”という言葉の持つ魔力。たとえ実際には十分な在庫があっても、「期間限定」「なくなり次第終了」というフレーズが付くだけで、人は“今すぐ買わないと手に入らない”と感じます。心理学ではこれを「希少性の原理」と呼び、マーケティング戦略でも常套手段として使われています。

はてなブックマーク上のコメントでも、こんな声がありました。

「3日限定とか煽ってりゃ世間の人々は希少性感じるだろうよ」
「マクドに想像力が足りなすぎると思う。期間限定=レアだと勘違いされる」

つまり、300万枚あっても配り方や告知の仕方次第で“幻のカード”に見えてしまう。結果的に転売目的の人たちの購買意欲を煽る形になり、本来なら余裕のあるはずの枚数が初日で消える事態になったのです。


読者の疑問に答えるよ!

Q. 枚数300万枚って多い?少ない?
多く聞こえるかもしれませんが、全国規模で考えるとそうでもありません。3000店舗で均等配布だと1店舗あたり約1000枚。開店から夜まで持たせるには十分な量に見えますが、初日午前中にまとめ買いされれば数時間で消えます。しかも人気エリアでは来店者数も多く、1人で何セットも注文するケースもあるため、あっという間に在庫切れになりました。

Q. 再販の可能性は?
今のところ公式発表はなし。ただSNSでは「子どもに渡らなかった」「再販してほしい」という声が殺到。特に「本来は子ども向けなのに、大人の転売ヤーに奪われた」という意見が目立ちます。企業としてもこの批判は放置できないため、今後の対応に注目が集まっています。


まとめ

今回の騒動は、300万枚という大量の在庫があっても、“期間限定”という言葉の力と転売ヤーの動きによって一瞬で消えることを証明しました。
マーケティング的には注目を集める成功例ですが、同時に食品ロスや転売問題という負の側面も浮き彫りになったケースです。

もし再販があれば、本来のターゲットである子どもたちにカードが行き渡るよう、購入制限や予約制などの仕組みが必要かもしれません。次のキャンペーンでは、この教訓が生かされることを期待したいですね。


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