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【ラブブ失速】ポップマート株急落!2兆円蒸発の裏に潜む広告バブルの闇

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とりコレ3行まとめ

・ポップマート株が香港市場で急落、たった1日で時価総額2兆円が吹き飛んだ

・人気キャラ「ラブブ」の二次流通価格も下落し、投機熱が冷え込んだ

・広告やSNSに頼った“作られたブーム”の脆さが浮き彫りになっている


ラブブ神話崩壊?

中国発のキャラクター「ラブブ(LABUBU)」で世界中を熱狂させたポップマート。

その人気を背景に株価は急騰し、投資家も“次のディズニー”と期待していました。

ですが2025年9月、香港市場で株価が急落。時価総額にしておよそ2兆円が一瞬で消え去る事態となり、市場は大混乱に。

熱狂の陰にあった「広告頼み」の危うさがいま明らかになろうとしています。

急成長から急失速までの流れ

ポップマートはブラインドボックスという“開けるまで中身がわからない”仕組みを武器に、ラブブ人気を爆発的に広げました。

SNS映えするデザイン、インフルエンサーとのタイアップ、限定販売による希少性…。この黄金パターンで若者を中心に大ヒットし、株価も連動して急伸。

ところが、二次流通市場では転売価格がピークから平均24%下落。以前は入手困難でプレミアがついていた商品も「普通に買える」状態になり、投機目当てのファンが一気に離れていきました。熱狂のピークを過ぎた今、相場は一気に冷え込んでいます。


株急落の3つの理由

① SNSと広告頼みの限界

ラブブは“バズ”で急成長したキャラ。ですが、話題が落ち着けば魅力も半減しやすい構造でした。「広告がなければ売れなかったのでは?」と疑問視する声も強まっています。

② 二次流通の価格崩壊

コレクターや転売勢が支えていた高額市場が失速。投資的に魅力が薄れると、一次販売の勢いまで弱まる悪循環に。

③ 割高評価と格下げの直撃

JPMorganが「材料不足」と「株価割高」を理由に投資判断を引き下げたことで、投資家心理が一気に悪化。上期は利益が4倍に増えても、期待値が剥落すれば株価は急落する典型例です。


「広告ありき」疑惑は本当か?

確かに広告・SNS・インフルエンサー戦略は大きな役割を果たしました。

ただし、デザイン性や商品コンセプトが支持されたのも事実です。しかし、その人気の土台が広告や希少性に強く依存していたため、持続性には疑問が残ります。


今後の注目ポイント

・新商品の即完売が続くか
・二次流通価格の持ち直し
・海外展開や他キャラの売れ行き

この3点が“ラブブ一強”が続くのか、それとも一発屋で終わるのかを決める分岐点になるでしょう。


まとめ

ラブブ人気はSNSと広告で作られた“バズ型ブーム”でした。盛り上がりは爆発的でも、下落もまた急激。2兆円が吹き飛んだ株価急落は、その脆さを象徴する出来事です。

ファンにとっては「好きなキャラが投機の道具にされた」という複雑な思いもあるはず。

今後は広告だけに頼らず、どれだけ“本当に愛されるキャラ”を育てられるかが試されます。ラブブの未来は、ここからが正念場です。


参考・引用記事
・「『ラブブ』人気失速、ポップマート株下落-時価総額2兆円弱吹き飛ぶ」(Bloomberg日本語版)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-09-15/T2MASYGP9VD300
・“Fading Labubu Frenzy Wipes $13 Billion From Pop Mart Shares”(Yahoo! Finance/Bloomberg)
https://finance.yahoo.com/news/fading-labubu-frenzy-wipes-13-051902583.html
・「ミニ『ラブブ』再販プレミアム、ピーク時から24%下落-投機熱に陰り」(Bloomberg日本語版)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-09-12/T2EZWJGPWCK800
・“China’s Pop Mart… profit soars nearly 400% in H1 2025”(Reuters)
https://www.reuters.com/world/china/chinas-pop-mart-maker-labubu-doll-says-profit-soars-nearly-400-first-half-2025-08-19/
・“How Labubu Dolls Became 2025’s Viral Fashion Trend”(Forbes)
https://www.forbes.com/sites/danidiplacido/2025/06/27/how-labubu-dolls-took-over-the-internet/
・“The 2025 Labubu Takeover: The Rise of the Mischievous Furry Monster”(Think Marketing Magazine)
https://thinkmarketingmagazine.com/the-2025-labubu-takeover-the-rise-of-the-mischievous-furry-monster/
・“Pop Mart pricks Labubu’s resale bubble in bid to outlast the hype”(KrASIA)
https://kr-asia.com/pop-mart-pricks-labubus-resale-bubble-in-bid-to-outlast-the-hype