【なにが起きたのか】大分・佐賀関で“炎の竜巻”出現か⁉170棟焼損の大規模火災があまりに異常すぎた件
とりコレ3行まとめ
・大分市佐賀関で170棟以上が一気に焼ける異常火災
・住民動画に「炎の竜巻」らしき渦が映り込み専門家が火災旋風の可能性を指摘
・地形、強風、木造密集が重なり“通常の火災では説明できない燃え方”が発生
大分で何が起きたのか
11月18日、大分市佐賀関地区で発生した火災が一気に周囲へ広がり、住宅・店舗を含む約170棟が焼ける事態になりました。わずか数時間の間に街並みが炎にのみ込まれ、多くの住民が避難を余儀なくされました。
火災発生直後、現地から上がった複数のスマホ動画に映るのは、普通の火ではなく「炎がねじれながら上昇する」異様な動き。これに対して複数の専門家が「火災旋風、いわゆる炎の竜巻が発生していた可能性がある」と見解を示しています。
さらに、海風の強い地形、古い木造住宅が密集した町並み、狭い路地で水利確保が難しい環境など、複数の悪条件が重なっていたことも判明。この現象によって火が“飛ぶように”広がった可能性が指摘されています。
住民の証言でも「気づいた時には裏の家が全部燃えていた」「炎が風に巻き上げられて空に伸びていった」という声が多数上がっており、現場の混乱と恐怖がうかがえます。

大火災の背景にあった要因とは
ここからは、WEB上の報道や専門家の解説を基に「大分・佐賀関で何が起きていたのか」を分かりやすくまとめます。
1. 海沿いの地形と強風
佐賀関は海に面していて風が入りやすい地形です。火災当日は風が強く、火の粉が遠くまで飛ばされるほどでした。
火災旋風の発生条件として挙げられるのは以下の通りです。
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強烈な上昇気流
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周囲の風向きの乱れ
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燃焼物が多い環境
これらがそろうと、炎や煙が竜巻のように巻き上がる現象が起こります。
火災旋風は、通常の延焼と違って「一点に炎が集中して異常加熱する」ため、一気に火が広がる危険があり、専門家は「映像の動きから可能性が高い」と分析しています。
2. 古い木造住宅が密集するエリアだった
佐賀関地区は古くからの漁師町で、建て替えられていない古い木造住宅も多い地域です。
木造が密集していると、ひとつの家が燃えるだけで周囲に瞬時に炎が移り、消火が追いつきません。
さらに
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屋根の材質が古い
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隣家との距離が近い
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空き家も点在
こうした構造が延焼の“燃料”となった可能性が高いです。
実際、複数の報道では「燃え方が異常に早かった」と消防関係者が証言しており、通常の住宅火災とは規模も速度も桁違いだったことが分かります。
3. 消防車が入りにくい“狭い路地”
地元には細い坂道や車が通れない路地が多い地域があります。そのため初期消火が難しく、一度燃え広がると制御できない状況になります。
また、水利も限られており、消防車が接近しても消火活動に時間がかかったことが指摘されています。
火災旋風とは何か?
今回注目を集めた「火災旋風」とはどんな現象なのか、改めて解説します。
火災旋風は
“炎と煙が竜巻のようにねじれながら上昇する現象”
のことです。
発生すると
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炎が数十メートル上まで伸びる
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周囲の可燃物が瞬時に燃える
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火の粉が広範囲へ飛び火する
など、通常の火災とは比較にならないレベルの破壊力を持ちます。
地震や大規模火災時に起きることが多く、歴史的には関東大震災で多数の死者を出した要因としても記録されています。
今回の火災で撮影された映像についても、専門家が旋風特有の動きを指摘。「火災の広がりに強い影響を与えた可能性」は無視できません。
SNSでは“炎の竜巻”動画が拡散
X(旧Twitter)では、住民が撮った動画が瞬く間に拡散されました。映像には、炎が垂直に伸びながら渦を巻く動きが映っており、「これはヤバすぎる」「街ごと吞まれてる」といった声が殺到。
投稿の中には
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「火が風に吸い上げられていた」
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「爆風のような音が鳴っていた」
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「想像より何倍も早く燃え広がった」
など、現場の異様さを伝える証言が多く寄せられています。
こうした市民動画が出回ることで、火災旋風という災害の恐ろしさが改めて注目され、防災意識の高まりにもつながっています。
大分・佐賀関の火災で見えた“日本の弱点”
今回の火災は、地方の住宅地が抱える“構造的弱点”を浮き彫りにしました。
日本の古い住宅地が抱える問題
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木造密集地域が全国にまだ多い
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空き家の増加で延焼リスクが上昇
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路地が狭く消防車が入れない地区がある
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住民の高齢化で初期対応が難しい
こうした地域は全国に広がっており、今回の火災は“いつどこでも起きうる問題”であると言えます。
今、私たちがチェックすべき防災ポイント
こうした大規模延焼を防ぐために、一般の家庭でも確認できるポイントがあります。
家の周りでやれる防災チェック
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家の周りの可燃物(段ボール、木材、枯れ葉)を置かない
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古い電源タップやコンセントを放置しない
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ガス周りの安全チェックを習慣化
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空き家が近くにある場合は自治体へ相談
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避難経路を家族で共有
特に風の強い地域では、火災時の延焼スピードが一気に上がるため“避難優先”が鉄則です。
まとめ
大分・佐賀関で起きた大規模火災は、単なる住宅火災では説明できないスピードで広がりました。
その背景には
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海沿い特有の強風
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古い木造住宅の密集
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狭い路地
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そして「火災旋風」の可能性
という複数の悪条件が重なっていました。
映像から読み取れる燃え方は、専門家が指摘するように「普通の火事ではない異常現象」を含んでいたと考えられます。
これは、私たちの身近な住宅地でも起きうる問題です。
今回の火災を教訓とし、今一度、自宅周辺の火災リスクをチェックする必要があります。
被災地域では今も復旧が続き、多くの人々が生活再建のために動いています。
この火災をきっかけに、地域の防災を見直すきっかけになれば幸いです。












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