【6月の食材】馬鈴薯の産地直送!6月の旬を味わうご当地料理4選
6月は多くの野菜が旬を迎えますが、その中でも「馬鈴薯(じゃがいも)」は特に注目したい食材のひとつです。
新じゃがの時期とも重なり、全国各地で新鮮な馬鈴薯が収穫され、さまざまな料理に活用されます。
じゃがいもは栄養価が高く、炭水化物を豊富に含みながらもビタミンCや食物繊維も摂取できる優秀な食材です。
また、調理法の幅も広く、煮る・焼く・揚げるなど、多彩な食べ方が楽しめます。
この記事では、馬鈴薯の代表的な産地とその特徴に加え、各地のご当地料理を4つ厳選してご紹介します。
馬鈴薯の歴史や栽培方法にも触れながら、旬の美味しさを存分に楽しめる情報をお届けします。
馬鈴薯とは?歴史と栽培の基本
馬鈴薯の歴史
馬鈴薯(じゃがいも)は、南アメリカのアンデス山脈が原産とされています。
インカ帝国では主食として広く栽培されており、現地の人々にとって重要な食料でした。16世紀にスペイン人によってヨーロッパへ持ち込まれ、その後、世界中へ広まりました。
日本に伝わったのは17世紀(江戸時代初期)で、オランダ船を通じて長崎へ伝来しました。
「ジャガタラ(現在のインドネシア・ジャカルタ)」から伝わったため、「じゃがいも」と呼ばれるようになりました。最初は観賞用や家畜の飼料として利用されていましたが、18世紀末から19世紀初頭にかけて、食用としての栽培が本格化しました。
現在では、日本各地で品種改良が進み、多種多様なじゃがいもが栽培されています。
特に北海道は馬鈴薯の一大産地であり、日本国内のじゃがいもの約8割が北海道で生産されています。
6月に旬を迎える馬鈴薯の産地
馬鈴薯の収穫時期は地域によって異なりますが、6月は特に新じゃがが市場に多く出回る時期です。
以下の産地では、6月に収穫された新鮮な馬鈴薯が出荷されます。
- 北海道(十勝・ニセコ・中標津など)
- 冷涼な気候が馬鈴薯の成長に適しており、全国最大の生産地
- 長崎県(西海市・雲仙市など)
- 日本で最も早く新じゃがが出荷される地域
- 静岡県(浜松市・三方原)
- 風味が濃く、ホクホク感のある「三方原馬鈴薯」が有名
- 鹿児島県(指宿市・南九州市など)
- 温暖な気候を活かした早堀りの馬鈴薯が特徴
北海道の「いももち」:もちもち食感の郷土料理
いももちとは?
「いももち」は北海道の郷土料理のひとつで、じゃがいもを主原料にしたもちもちとした食感が特徴です。
北海道では保存が効く食品として昔から食べられており、冬の間も美味しく楽しめるよう工夫されてきました。
材料と作り方
材料(4人分)
- 馬鈴薯(男爵いも推奨):4個
- 片栗粉:大さじ4
- 塩:少々
- バター:適量
- 醤油:適量
作り方
- 馬鈴薯を茹で、熱いうちにマッシュする
- 片栗粉と塩を加え、なめらかになるまで混ぜる
- 小判型に成形し、フライパンで焼く
- バターと醤油で香ばしく味付けして完成
おすすめの食べ方
- 焼きたてをそのまま食べる
- 醤油と砂糖で甘辛く味付け
- みたらし風にしておやつに
静岡の「三方原馬鈴薯のポテトサラダ」
三方原馬鈴薯の特徴
静岡県浜松市で生産される「三方原馬鈴薯」は、ホクホクとした食感と濃厚な味わいが特徴のじゃがいもです。
特にポテトサラダにすると甘みとコクが際立ちます。
材料と作り方
材料(4人分)
- 三方原馬鈴薯:3個
- きゅうり:1本
- ハム:2枚
- マヨネーズ:大さじ3
- 塩・こしょう:適量
作り方
- 馬鈴薯を皮付きのまま茹で、皮をむいてマッシュする
- きゅうりを薄切りにし、軽く塩もみして水気を切る
- ハムを短冊切りにする
- 全ての材料を混ぜ、塩こしょうで味を調える
おすすめの食べ方
- サンドイッチに挟む
- ゆで卵を加えてコクをアップ
鹿児島の「さつま揚げ入りじゃがいも煮」
さつま揚げ×じゃがいもの絶妙な組み合わせ
鹿児島県は「さつま揚げ」の発祥地として有名ですが、このさつま揚げとじゃがいもを煮込んだ料理は、地元で親しまれています。
じゃがいもがだしの味を吸い込み、奥深い味わいが楽しめます。
材料と作り方
材料(4人分)
- 馬鈴薯(メークイン推奨):3個
- さつま揚げ:4枚
- だし汁:500ml
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ1
作り方
- じゃがいもを一口大に切り、さつま揚げも食べやすい大きさにする
- 鍋にだし汁と醤油、みりんを入れ、じゃがいもを煮る
- じゃがいもが柔らかくなったら、さつま揚げを加えてさらに5分煮る
まとめ
6月は馬鈴薯の旬の時期であり、全国各地で美味しいご当地料理が楽しめます。
ぜひ、この時期ならではの馬鈴薯料理を試してみてください!
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