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【人物】米津玄師の経歴とすごさを解説!「IRIS OUT」上半期11冠が示す圧倒的な才能

米津玄師さんは、ボカロP「ハチ」としてインターネット上で注目を集め、現在は日本の音楽シーンを代表するシンガーソングライターとして活躍しているアーティストです。

2026年6月に発表されたBillboard JAPAN 2026年上半期チャートでは、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の主題歌「IRIS OUT」が総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”で首位を獲得。さらに“Hot Animation”や“Global Japan Songs Excl. Japan”など複数チャートでも首位となり、累計11冠を達成しました。

米津玄師さんのすごさは、単にヒット曲が多いことだけではありません。作詞、作曲、歌唱、アレンジ、イラスト、映像、アートワークまで、作品全体を自分の表現として作り上げてきた総合的なクリエイティブ力にあります。

この記事では、米津玄師さんのプロフィール、ハチ名義時代からの経歴、代表曲、「IRIS OUT」上半期11冠の意味、そしてなぜここまで幅広い世代に支持されているのかを、Wiki風にわかりやすく解説します。

目次

米津玄師のプロフィール

項目 内容
名前 米津玄師
読み方 よねづ けんし
別名義 ハチ
生年月日 1991年3月10日
年齢 35歳(2026年6月時点)
出身地 徳島県
主な活動 シンガーソングライター、作詞家、作曲家、音楽プロデューサー、イラストレーター
主な代表曲 「Lemon」「KICK BACK」「アイネクライネ」「LOSER」「ピースサイン」「馬と鹿」「感電」「M八七」「地球儀」「IRIS OUT」など

米津玄師さんは、1991年3月10日生まれ、徳島県出身のアーティストです。公式プロフィールでは「ハチ / 米津玄師」と紹介されており、作詞・作曲・絵を手がける人物として記載されています。

もともとは「ハチ」名義でVOCALOID楽曲を発表していたクリエイターで、ニコニコ動画を中心に大きな注目を集めました。その後、本名の米津玄師名義で自身が歌う作品を発表し、J-POP、ドラマ、アニメ、映画、海外チャートにまで活動の幅を広げています。

ネット発のクリエイターとしての原点を持ちながら、メジャーシーンでも圧倒的な成果を出し続けている点が、米津玄師さんの大きな特徴です。


米津玄師の経歴を時系列で解説

2009年:ハチ名義でVOCALOIDシーンに登場

米津玄師さんのキャリアの出発点として重要なのが、ボカロP「ハチ」としての活動です。

2009年より、ハチ名義でニコニコ動画にオリジナル曲を投稿し始めました。代表的な楽曲には「マトリョシカ」「パンダヒーロー」「結ンデ開イテ羅刹ト骸」などがあります。

当時のVOCALOIDシーンでは、初音ミクなどの音声合成ソフトを使った楽曲投稿が盛り上がりを見せていました。その中でハチさんの楽曲は、独特な言葉選び、クセになるメロディ、ロック色の強いサウンド、そして本人が手がけるイラストや映像によって、強い存在感を放っていました。

米津玄師さんの原点には、音楽だけでなく、絵や映像まで含めて一つの世界を作るという姿勢があります。この総合的な表現力は、現在の米津玄師さんの作品にも通じています。

2010年:ハチ名義でアルバムをリリース

ハチ名義では、2010年にアルバム「花束と水葬」と「OFFICIAL ORANGE」をリリースしています。

この時期の作品は、現在の米津玄師さんを知るうえでも重要です。ボカロ曲としての中毒性だけでなく、楽曲タイトル、歌詞、イラスト、映像まで含めた世界観があり、単なる音楽投稿者ではなく、作品全体を設計するクリエイターとして評価されていました。

現在では「Lemon」や「KICK BACK」などの印象が強い米津玄師さんですが、その土台には、インターネット上で自ら作品を作り、発表し、リスナーに届けてきた経験があります。

2012年:米津玄師名義でアルバム「diorama」を発表

2012年には、本名の「米津玄師」名義でアルバム「diorama」をリリースしました。

「diorama」は、米津玄師さん自身がボーカルを担当した作品です。公式プロフィールでは、全曲にわたり作詞・作曲・アレンジ・プログラミング・歌唱・演奏・ミックスを自身で手がけ、動画やアートワークも一人で制作した作品として紹介されています。

この時点で、米津玄師さんは「曲を書く人」「歌う人」という枠を超え、作品全体を一人で構築できるアーティストとしての個性を示していました。

のちに国民的ヒット曲を生み出す米津玄師さんですが、初期からすでに、音楽、言葉、映像、ビジュアルを結びつける力を持っていたことがわかります。

2013年以降:メジャーシーンで存在感を拡大

2013年以降、米津玄師さんはメジャーシーンでも活動の幅を広げていきました。

「サンタマリア」「MAD HEAD LOVE」「アイネクライネ」「Flowerwall」「アンビリーバーズ」などを発表し、ネットカルチャー出身のアーティストという枠を超えて、J-POPシーンでも存在感を高めていきます。

特に「アイネクライネ」は、米津玄師さんの繊細な歌詞とメロディの魅力が伝わる代表曲の一つです。派手な話題性だけに頼らず、長く聴かれ続ける楽曲として、多くのリスナーに支持されました。

2016年〜2017年:「LOSER」「ピースサイン」で認知度が拡大

2016年の「LOSER」は、米津玄師さんの表現の幅を広げた楽曲です。ミュージックビデオではダンスも印象的で、音楽だけでなく映像表現や身体表現も含めて話題になりました。

2017年には、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』のオープニングテーマ「ピースサイン」を発表。アニメファンや若い世代にも米津玄師さんの名前が広く届くきっかけとなりました。

この時期から、米津玄師さんは「ネット発の才能」から「幅広い層に届くアーティスト」へと大きく認知を広げていきます。

2018年:「Lemon」で国民的ヒットへ

米津玄師さんの名前を一気に国民的なものにした楽曲が、2018年の「Lemon」です。

「Lemon」は、TBS系ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。喪失や祈りを感じさせる歌詞、耳に残るメロディ、感情を揺さぶる歌声によって、幅広い世代に浸透しました。

この楽曲によって、米津玄師さんは音楽ファンだけでなく、ドラマ視聴者や一般層にも広く知られる存在になりました。

「Lemon」は、平成後期から令和にかけてのJ-POPを代表する楽曲の一つとして語られることも多く、米津玄師さんのキャリアにおける大きな転機となりました。

2019年以降:楽曲提供やプロデュースでも活躍

米津玄師さんは、自身の名義での活動だけでなく、他アーティストへの楽曲提供やプロデュースでも大きな実績があります。

代表的な作品として、Foorin「パプリカ」や、菅田将暉さんの「まちがいさがし」などが挙げられます。

米津玄師さんの作るメロディや言葉は、本人の声だけでなく、他のアーティストの声を通じても強い印象を残します。提供曲でもヒットを生み出している点は、作家としての力の高さを示しています。

2022年:「KICK BACK」で海外にも強く届く存在に

2022年には、TVアニメ『チェンソーマン』のオープニングテーマ「KICK BACK」を発表しました。

「KICK BACK」は、激しさ、不穏さ、ユーモア、ポップさが同居する楽曲です。アニメ『チェンソーマン』の世界観とも強く結びつき、国内外のリスナーに大きなインパクトを与えました。

『チェンソーマン』は海外人気も高い作品であり、「KICK BACK」は米津玄師さんの国際的な認知をさらに押し上げた楽曲といえます。

2022年:「M八七」で映画主題歌としても存在感

2022年には、映画『シン・ウルトラマン』の主題歌「M八七」も発表されました。

「M八七」は、作品のスケール感や孤独感を音楽として表現した楽曲で、米津玄師さんが映画作品と深く向き合いながら楽曲を作るアーティストであることを示しました。

米津玄師さんのタイアップ曲は、単に作品名を借りて話題になるのではなく、作品のテーマや感情を読み込み、楽曲として再構築する点が特徴です。

2023年:「地球儀」で宮﨑駿監督作品の主題歌を担当

2023年には、宮﨑駿監督の映画『君たちはどう生きるか』の主題歌「地球儀」を担当しました。

スタジオジブリ作品の主題歌という大きな役割を担い、米津玄師さんの表現はさらに幅広い世代に届くことになります。

「地球儀」は、壮大でありながら内省的な雰囲気を持つ楽曲です。米津玄師さんが持つ繊細さ、物語への読解力、メロディの強さが重なった作品といえるでしょう。

2025年〜2026年:「IRIS OUT」で上半期11冠を達成

2025年に大きな話題となったのが、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の主題歌「IRIS OUT」です。

「IRIS OUT」は、2025年9月15日にデジタルリリースされ、9月24日にダブルA面シングル「IRIS OUT / JANE DOE」としてCDリリースされました。同シングルには、米津玄師さんと宇多田ヒカルさんによる「JANE DOE」も収録されており、同曲は劇場版『チェンソーマン レゼ篇』のエンディング・テーマとなっています。

2026年上半期のBillboard JAPANチャートでは、「IRIS OUT」が総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”で首位を獲得しました。さらに、総合アニメソング・チャート“Hot Animation”や、世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した“Global Japan Songs Excl. Japan”など複数チャートでも首位を獲得し、累計11冠を達成しています。

Billboard JAPANによると、「IRIS OUT」は集計期間の26週すべてで“JAPAN Hot 100”のトップ10内をキープし、ストリーミング、動画、カラオケの各指標で1位を記録しました。

この結果は、「IRIS OUT」が一時的な話題にとどまらず、長期間にわたって多くのリスナーに聴かれ続けた楽曲であることを示しています。


米津玄師「IRIS OUT」上半期11冠とは?

Billboard JAPAN 2026年上半期チャートで総合首位

「IRIS OUT」は、Billboard JAPAN 2026年上半期チャートで、総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”の首位を獲得しました。

Billboard JAPANのチャートは、ストリーミング、ダウンロード、CDセールス、動画再生、ラジオ、カラオケなど、複数の指標をもとに構成されています。

そのため、“JAPAN Hot 100”で首位を獲得するということは、特定の売上指標だけでなく、さまざまな聴かれ方や楽しまれ方で強かったことを意味します。

「IRIS OUT」は、ストリーミング、動画、カラオケで高い成果を出しており、現代の音楽ヒットに必要な要素を多方面で満たした楽曲といえます。

「IRIS OUT」は劇場版『チェンソーマン レゼ篇』主題歌

「IRIS OUT」は、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。

『チェンソーマン』は、アクション、青春、暴力性、切なさ、ユーモアが複雑に絡み合う作品です。米津玄師さんの音楽にも、明るさと不穏さ、ポップさと違和感、衝動と繊細さが共存しています。

そのため、「IRIS OUT」は単なるタイアップ曲ではなく、作品世界と深く結びついた楽曲として受け止められました。

さらに、エンディング・テーマ「JANE DOE」では宇多田ヒカルさんとのコラボレーションも実現しました。米津玄師さんと宇多田ヒカルさんという、日本の音楽シーンを代表する二人の名前が並んだことも、大きな話題となりました。

11冠が示すのは「瞬間最大風速」ではなく「総合力」

「11冠」という結果が示しているのは、米津玄師さんの総合力です。

ヒット曲には、一時的に話題になる楽曲もあります。しかし「IRIS OUT」は、リリース直後の勢いだけでなく、上半期チャートの集計期間を通じて上位を維持しました。

ストリーミングで何度も聴かれ、動画で視聴され、カラオケで歌われ、アニメ・映画のファンにも届き、海外でも聴かれる。こうした複数の入口を持っていることが、米津玄師さんの強さです。

現代のヒット曲は、CD売上だけで広がるものではありません。サブスク、動画、SNS、アニメ、映画、カラオケ、海外リスナーなど、さまざまな接点で楽曲が届くことが重要です。

「IRIS OUT」の上半期11冠は、米津玄師さんがそのすべての導線で強い影響力を持っていることを示す記録といえるでしょう。


米津玄師のすごさはどこにある?

作詞・作曲・歌唱・絵まで手がける総合クリエイター

米津玄師さんのすごさとしてまず挙げられるのが、表現領域の広さです。

多くのアーティストは、作詞、作曲、編曲、歌唱、映像、アートワークなどを分業で制作します。一方で米津玄師さんは、ハチ名義時代から楽曲だけでなく、イラストや映像も自ら手がけてきました。

米津玄師名義の初期作品でも、音楽、言葉、ビジュアルが一体となった世界観が大きな魅力になっています。

このような総合クリエイターとしての力があるからこそ、米津玄師さんの楽曲には、聴いただけで一つの物語や映像が浮かぶような強さがあります。

ネットカルチャーとメジャーシーンをつないだ存在

米津玄師さんは、ネットカルチャーとメジャーシーンをつないだ象徴的な存在でもあります。

ハチ名義で活動していたころ、VOCALOIDやニコニコ動画は、今ほど一般的なメディアではありませんでした。しかし、その場所から生まれた才能が、のちにドラマ主題歌、アニメ主題歌、映画主題歌、国内外チャートへと広がっていきました。

米津玄師さんの成功は、インターネット発の音楽がメインストリームへ進出していく流れを強く印象づけました。

現在では、ネット発のアーティストが大きな成功を収めることは珍しくなくなりましたが、米津玄師さんはその道を大きく切り開いた存在の一人といえるでしょう。

暗さや違和感をポップスに変える力

米津玄師さんの楽曲には、明るくわかりやすいだけではない独特の陰影があります。

孤独、不安、喪失、怒り、祈り、違和感。そうした複雑な感情を扱いながらも、楽曲としては多くの人が口ずさめるポップスに仕上げる力があります。

「Lemon」は喪失感を描きながら、幅広い世代に届く大ヒット曲になりました。「KICK BACK」は混沌としたエネルギーを持ちながら、強烈なフックで国内外のリスナーを引き込みました。「IRIS OUT」も、作品世界の不穏さを抱えながら、耳に残る中毒性を持っています。

暗さや違和感を、ただ難解なものとして終わらせず、多くの人が聴きたくなるポップスに変える力。これが米津玄師さんの大きな才能です。

タイアップ先の作品理解が深い

米津玄師さんのタイアップ曲は、作品との結びつきが強いことでも知られています。

ドラマ『アンナチュラル』の「Lemon」、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』の「ピースサイン」、TVアニメ『チェンソーマン』の「KICK BACK」、映画『シン・ウルトラマン』の「M八七」、映画『君たちはどう生きるか』の「地球儀」、そして劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の「IRIS OUT」。

いずれも、作品の表面的なイメージだけをなぞるのではなく、物語の奥にある感情やテーマを音楽に落とし込んでいます。

タイアップ曲でありながら、米津玄師さん自身の作品としても成立している。この両立ができる点も、米津玄師さんが支持され続ける理由です。

国内だけでなく海外にも届く音楽性

米津玄師さんの楽曲は、日本国内だけでなく海外にも広がっています。

特に『チェンソーマン』のように海外人気の高いアニメ作品とのタイアップは、海外リスナーに届く大きなきっかけになります。

「IRIS OUT」は、Billboard JAPANの“Global Japan Songs Excl. Japan”でも首位を獲得しており、海外で聴かれる日本語楽曲としても強い存在感を示しました。

日本語の歌詞でありながら、メロディ、リズム、映像、作品との結びつきによって国境を越えて届く。これも米津玄師さんのすごさの一つです。


米津玄師の代表曲まとめ

マトリョシカ

「マトリョシカ」は、ハチ名義時代を代表するVOCALOID楽曲の一つです。

中毒性のあるメロディ、独特な歌詞、印象的なイラストと映像によって、ニコニコ動画を中心に大きな人気を集めました。現在の米津玄師さんの原点を知るうえで欠かせない楽曲です。

パンダヒーロー

「パンダヒーロー」も、ハチ名義の代表曲として知られています。

疾走感のあるサウンドと独自の世界観が特徴で、VOCALOIDシーンにおけるハチさんの存在感を強く印象づけました。

アイネクライネ

「アイネクライネ」は、米津玄師名義の代表曲として長く聴かれている楽曲です。

繊細な言葉と美しいメロディが印象的で、初期の米津玄師さんの魅力を知るうえで重要な一曲です。

LOSER

「LOSER」は、米津玄師さんの表現がさらに広がった楽曲です。

ミュージックビデオで見せたダンスも話題となり、音楽だけでなく映像表現やパフォーマンス面でも注目を集めました。

ピースサイン

「ピースサイン」は、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』のオープニングテーマとして知られる楽曲です。

疾走感と高揚感があり、アニメ作品との相性の良さを広く示しました。若い世代やアニメファンに米津玄師さんの名前が届くきっかけにもなりました。

Lemon

「Lemon」は、米津玄師さん最大級のヒット曲です。

TBS系ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として書き下ろされ、幅広い世代に浸透しました。米津玄師さんを国民的アーティストに押し上げた楽曲といえるでしょう。

馬と鹿

「馬と鹿」は、TBS系日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』の主題歌として発表された楽曲です。

力強さと切実さが同居したバラードで、米津玄師さんの歌声の説得力が際立っています。

感電

「感電」は、ドラマ『MIU404』の主題歌として話題になりました。

軽快さと不穏さが同居したサウンドが特徴で、米津玄師さんらしい遊び心と緊張感を感じられる楽曲です。

KICK BACK

「KICK BACK」は、TVアニメ『チェンソーマン』のオープニングテーマです。

荒々しいエネルギー、ユーモア、ポップスとしての強度を兼ね備えた楽曲で、国内外のリスナーに強いインパクトを与えました。

M八七

「M八七」は、映画『シン・ウルトラマン』の主題歌です。

壮大なスケール感と孤独感を含んだ楽曲で、米津玄師さんが映画作品の世界観を音楽として表現する力を示しました。

地球儀

「地球儀」は、宮﨑駿監督の映画『君たちはどう生きるか』の主題歌です。

壮大でありながら内省的な楽曲で、米津玄師さんの表現の成熟を感じさせる作品です。

IRIS OUT

「IRIS OUT」は、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の主題歌です。

2026年上半期のBillboard JAPANチャートで総合首位を獲得し、複数チャートでの首位を含む累計11冠を達成しました。米津玄師さんのキャリアに新たな代表曲として加わった楽曲です。


米津玄師とアニメ・映画タイアップの相性

米津玄師さんは、アニメや映画とのタイアップで大きな成果を残してきました。

アニメでは「ピースサイン」「KICK BACK」「IRIS OUT」、映画では「M八七」「地球儀」などが代表的です。

米津玄師さんのタイアップ曲が強い理由は、作品への理解が深いことにあります。作品のキャラクターや物語をそのまま説明するのではなく、そこにある感情やテーマを自分の音楽として再構築する力があります。

そのため、作品ファンにとっては物語をより深く味わえる楽曲になり、米津玄師さんのファンにとっては新たな表現として楽しめる楽曲になります。

「IRIS OUT」も、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の世界観と結びついた楽曲として、多くのリスナーに受け止められました。


米津玄師はなぜ人気?支持される理由

理由1:言葉の選び方が独特

米津玄師さんの歌詞は、直接的に説明しすぎないところが魅力です。

わかりやすい言葉だけでなく、少し引っかかる言葉、映像が浮かぶ言葉、意味を考えたくなる言葉が多く使われています。

そのため、何度も聴くうちに新しい解釈が生まれます。リスナーが自分の経験や感情を重ねやすい点も、長く聴かれ続ける理由です。

理由2:メロディが強い

米津玄師さんの楽曲は、実験的な要素がありながらも、メロディの強さがあります。

一度聴くと耳に残るサビ、口ずさみたくなるフレーズ、感情を揺さぶる展開があり、複雑さと大衆性のバランスに優れています。

「Lemon」のようなバラードでも、「KICK BACK」や「IRIS OUT」のような激しい楽曲でも、メロディの芯が強いことが、多くの人に届く理由です。

理由3:作品ごとに世界観がある

米津玄師さんの楽曲は、単体の曲としてだけでなく、映像、ジャケット、歌詞、サウンドを含めて一つの世界観を持っています。

ハチ名義時代からイラストや映像を手がけてきた経験が、現在の作品づくりにも生きています。

音楽を聴くだけでなく、ミュージックビデオを見たり、歌詞を読み込んだり、作品背景を考えたりする楽しみがあることも、米津玄師さんの魅力です。

理由4:時代ごとに変化し続けている

米津玄師さんは、同じ成功パターンを繰り返すだけのアーティストではありません。

ハチ名義でのVOCALOID楽曲、米津玄師名義初期の内省的な作品、ドラマ主題歌としての大ヒット曲、アニメ主題歌、映画主題歌、海外チャートで存在感を示す楽曲など、時代ごとに表現を変化させています。

それでいて、どの時期にも「米津玄師らしさ」が残っている点が大きな魅力です。

理由5:過度な露出に頼らず作品で語る

米津玄師さんは、テレビ出演やメディア露出が非常に多いタイプのアーティストではありません。

それでも楽曲が広く届いているのは、作品そのものの力が強いからです。

楽曲、映像、タイアップ、ライブ、口コミ、チャート実績によって支持を広げてきた点も、米津玄師さんらしい特徴です。


「IRIS OUT」11冠で見えた米津玄師の現在地

「IRIS OUT」の上半期11冠は、米津玄師さんが現在も第一線で進化し続けていることを示す記録です。

「Lemon」で国民的ヒットを出したアーティストが、その後も「KICK BACK」で国内外に強いインパクトを与え、さらに「IRIS OUT」で上半期チャートを席巻する。これは簡単なことではありません。

ヒット曲を一度生み出すことよりも、時代が変わっても新しいヒットを出し続けることの方が難しいからです。

米津玄師さんは、ネットカルチャー出身の才能として登場し、J-POPの中心へ進み、アニメや映画を通じて海外にも広がりました。

「IRIS OUT」の成果は、その流れが今も続いていることを強く印象づけています。


米津玄師の今後の活動にも注目

米津玄師さんは、これまで何度も予想を超える形で新しい作品を届けてきました。

ハチ名義の楽曲から入ったファン、米津玄師名義初期から聴いているファン、「Lemon」で知ったファン、「KICK BACK」や「IRIS OUT」で知った海外ファンなど、現在の米津玄師さんにはさまざまな入口から入ってきたリスナーがいます。

今後も、音楽、映像、アートワーク、ライブ、タイアップ、海外展開など、多方面での活動が期待されます。

特に「IRIS OUT」で示したように、アニメや映画との結びつきは今後も大きな注目ポイントです。作品世界を深く読み込み、自分の音楽として再構築する力は、米津玄師さんならではの武器といえるでしょう。


まとめ

米津玄師さんは、ボカロP「ハチ」としてネットカルチャーから登場し、現在は日本を代表するシンガーソングライターとして活躍しているアーティストです。

2009年ごろからハチ名義でVOCALOID楽曲を投稿し、「マトリョシカ」「パンダヒーロー」などで注目を集めました。2012年には米津玄師名義でアルバム「diorama」を発表し、自身の歌声による表現を本格化させます。

その後、「アイネクライネ」「LOSER」「ピースサイン」などで支持を広げ、2018年の「Lemon」で国民的ヒットを記録。さらに「KICK BACK」「M八七」「地球儀」「IRIS OUT」など、アニメや映画とのタイアップでも大きな成果を残しています。

2026年上半期には、「IRIS OUT」がBillboard JAPANの総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”で首位を獲得し、複数チャートでの首位を含む累計11冠を達成しました。

米津玄師さんのすごさは、作詞・作曲・歌唱だけでなく、絵や映像、世界観づくりまで含めた総合的な表現力にあります。ネット発のクリエイターとしての原点を持ちながら、J-POP、アニメ、映画、海外チャートへと広がり続けている点が、他のアーティストにはない大きな魅力です。

「IRIS OUT」上半期11冠は、米津玄師さんが過去のヒットにとどまらず、今も新しい記録を作り続けていることを示す象徴的なニュースといえるでしょう。

次の記事:【音楽】米津玄師「IRIS OUT」は何の主題歌?チェンソーマン レゼ篇との関係と11冠の理由を解説


引用・参照した記事タイトルとURL

・米津玄師 official site「PROFILE」
https://reissuerecords.net/profile/

・米津玄師 official site「16th Single『IRIS OUT / JANE DOE』9月24日発売」
https://reissuerecords.net/2025/09/22/irisout_janedoe_0924/

・Billboard JAPAN「Billboard JAPAN 2026年上半期チャート発表、米津玄師/BTS/Mrs. GREEN APPLEが首位」
https://www.billboard-japan.com/special/detail/5309

・Billboard JAPAN「【ビルボード 2026年上半期JAPAN Hot 100】米津玄師『IRIS OUT』が首位、M!LKはトップ10に2曲チャートイン(コメントあり)」
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/161908

・Billboard JAPAN「米津玄師『IRIS OUT』ソロ最速ストリーミング累計4億回再生突破」
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/159899

・米津玄師 official site「M八七」
https://reissuerecords.net/M87/

・米津玄師 official site「『地球儀』宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』主題歌」
https://reissuerecords.net/2023/07/14/chikyugi_kimitachihadouikiruka/